第百九夜 ページ12
◇貴方side
共に戦ってきた仲間たちがどんどん食堂に集まってきて、室長の「お疲れ様」の一言で宴会が始まった。
お腹が空いていたらしい皆の前に置かれた大きな皿はすぐに空になってしまって。おかげで此方は大忙し。
まぁ、誰かさんの席の皿は瞬く間にきれいさっぱり彼の腹の中に瞬間移動していくのでまたどんどん皿が積み重なっていくのだった。
だけど、沢山食べるという事はそれだけ皆が元気だという事。そう思うと嬉しくて嬉しくて。
おかげで鍋を振るう腕に力が入る。
ジェリー「A、そろそろ席に行ってらっしゃい。こっちはいいから」
「え、でも」
ジェリー「いいのよいいのよ。これは戦場から帰ってきてくれた皆への感謝の気持ちなんだから。さぁ、行ってきなさい。たくさん話すこともあるんでしょ?」
「うん、ありがとう兄さん!」
ジェリー「Aの分まで私腕を振るっちゃうんだから♡」
「あははっ」
やっぱり兄さんは兄さんだ。大好きな兄さんとまた鍋を振るうことが出来て、本当に嬉しい。帰ってこれてよかった。
「ユウー!アレン君!リナリー!私も混ぜてー!!」
これが終われば、皆各々の行く場所に一歩を踏み出す。
せめて今は、皆一緒に騒いで、今までの事を懐かしがって、笑っていよう。
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ゆきな☆(プロフ) - ozだぁ〜さん» わぁ!嬉しいです!ありがとうございます! (2021年4月29日 12時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
ozだぁ〜 - ヤバいです!感動だぁー!!神田ユウ様愛してますっっ!! (2021年4月29日 12時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 是非書いてほしいです!楽しみにしてます!! (2020年4月28日 19時) (レス) id: fe45ff59f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - ヒナさん» コメントありがとうございます!本当に神田大好きなので出来たらもう1つ作品作りたいな〜なんて思ってます笑 (2020年4月25日 7時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 完結おめでとうございます!!神田の小説は少なくて…また、書いてくれると嬉しいです!! (2020年4月24日 21時) (レス) id: fe45ff59f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきな☆ | 作成日時:2020年4月1日 16時