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第百六夜 ページ9

◇貴方side



「………はぁぁぁぁ」


リナリー「だ、大丈夫;?」


あれから、ほぼ完治した私は上に呼ばれて今回の最後の聖戦の報告書だの報告会議だのと忙しくしていた。


この聖戦の始まりに関わっていて全てを知っているイヴが消えてしまい、第一使徒だった私が上に呼ばれたのだ。上の人たちは詳しく知りたいらしい。


あ、ちなみにラビとブックマン、マナとネア、アレン君とクロス元帥もセットで呼ばれるのだけどね。


アレン君とクロス元帥が一緒になるとほんっとうに空気がピりピリしてるのがちょっと、ね?


アレン君とマナとネアはすぐに拘束されてしまったけれど、危険はないという事で解かれた。


あ、ノアのメモリーを持っていた13人の元ノアの一族の人達も拘束されてたけれど取り調べが終わったときに解かれて今は違う教団の管轄の建物にいるらしい。


ラビ「こう何度も何度も上に呼ばれるのはちょーっときついさぁ……;」


「明日も行くけどね」


ラビ「えぇぇぇぇ;!?聞いてねぇさ;!!」


「あぁ、一回で終わらせてくれればいいのにさぁ。なんだよあのくそじじい共」


アレン「………Aが黒い……;」


リナリー「あははー;」


やっと病室から出れたんだ、ちょっとは労わってくれてもいいと思うんだけど。


あれから、私達教団は忙しく動いている。


それもそうだ、大きな歴史に終止符が打たれたのだ。そりゃあ上も知りたいだろうよ。


そして、これが終わったことによって亡くなった人たちの親族への報告もある。


今まで、親族には何も告げられずに火葬されてしまっていた。それが決まりだったから。


それを告げたことによって、AKUMAの材料である悲劇に繋がって千年伯爵によってAKUMAにされてしまうかもしれない。だから、教団はルールとしてそう決まっていた。


だけど、それが無くなったことによってそのまま告げられずにという訳にはいかなくなったのだ。


一人ずつ、親族の方に直接伝えて言っているらしい。


「なんか、これから皆違う道に行っちゃうってことが信じられないね」


リナリー「…………そうね、皆のホームが空っぽになっちゃうってことが凄く悲しいかも」


アレン「そうですね。でも、一生の別れっていう訳じゃないんです。もしかしたら、って事があるかもしれません。これから長いんですから。見かけたら声かけてくださいね?」


「うん!」


リナリー「そうね!」








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ゆきな☆(プロフ) - ozだぁ〜さん» わぁ!嬉しいです!ありがとうございます! (2021年4月29日 12時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
ozだぁ〜 - ヤバいです!感動だぁー!!神田ユウ様愛してますっっ!! (2021年4月29日 12時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 是非書いてほしいです!楽しみにしてます!! (2020年4月28日 19時) (レス) id: fe45ff59f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - ヒナさん» コメントありがとうございます!本当に神田大好きなので出来たらもう1つ作品作りたいな〜なんて思ってます笑 (2020年4月25日 7時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 完結おめでとうございます!!神田の小説は少なくて…また、書いてくれると嬉しいです!! (2020年4月24日 21時) (レス) id: fe45ff59f5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきな☆ | 作成日時:2020年4月1日 16時

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