episode.50 ページ50
◇貴方side
沖矢「食後の紅茶です」
「あ、ありがとうございます」
そうして彼は私の目の前に湯気の出たティーカップを置いてくれた。
「……あの、」
沖矢「はい？どうしました？」
「何故隣に……？」
近いですって、ちょっと。ポーカーフェイス辛いんですけど。
沖矢「貴方ともっと仲良くなりたくて。駄目でしょうか」
「……いえ、」
私がそっち行こうか。向かい側のソファーに。これで万事解決だろ。
あたふたしながらそう思っていた瞬間。
「……ｯｯ！？」
なんだ、これ。
あれれー天井が見えるぞー？？？
組み敷かれとりますやん、ちょっと赤井しゃん！？
まぁ見事に両腕掴まれてるんだけれど。
「あの、これは何の冗談、でしょうか？」
沖矢「さぁ、貴方がよくわかっているのではありませんか？」
「あ、の……」
早く退いて、お願い。私死んじゃう。
沖矢「貴方の手、人差し指の第二関節と左の掌にタコがある。うまく削っているようですが、私は騙せませんよ？」
いや、そうじゃなくて。早く退いてって。
沖矢「相当、リボルバーを使い込んでいるようだ」
「……」
沖矢「そして、左腕。服で隠れていますが、」
べりっとたくし上げられてしまった半袖の袖、そして露わになったのは、
沖矢「これは、銃創ですよね？――一体、貴方は何者です？」
ちょっと待って何処まで見てるんですか赤井さん。こっちが恥ずかしくなっちゃうじゃないですか。
「何者、ですか……そちらが教えてくれれば喜んで教えますよ」
沖矢「ほぅ、」
いや、片目開けないでよ。
「貴方も、相当ライフル銃を使い込んでいるようですね。警察関係？機密組織？SP？それとも……悪い人？」
沖矢「ほぅ、少し貴方の事を甘く見ていたようだ。ですがこの状況、どう切り抜けるおつもりで？」
「そうですね……これはちょっと骨が折れそうですが、自信はありますよ」
いや、ないです、はい。
沖矢「……ﾌｯ、これ以上は時間の無駄という事ですね」
おぉ、どいてくれちゃったよ。赤井さん良い人。まぁ知ってるけど。
沖矢「貴方は、敵には回したくない人物だ」
私もです。FBIとなんてやりあいたくないですよ。自ら死にに行くようなもんでしょ。
そしてこの日は、無事生還することが出来たのだった。
とりあえず沖矢さんには例えイケメンでも暫くは近づきたくないわ。
．
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ゆな(プロフ) - 紅々さん» 教えてくださりありがとうございます！早急に直します！すみません英語苦手で……恥ずかしい…… (2022年3月20日 10時) (
レス) id: ccfc63a9dd (このIDを非表示/違反報告)
紅々(プロフ) - 過去の作品にコメント失礼します💦ルイスブラックの名言、スペルミスだらけなのでお時間ありましたら編集することをお勧めいたします (2022年3月19日 22時) (レス) @page42 id: 998f4154c0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - 勇者（ゲーム中）さん» コメントありがとうございます！私はマイナスいっちゃったかもしれません(笑) (2020年9月17日 19時) (レス) id: ccfc63a9dd (このIDを非表示/違反報告)
勇者（ゲーム中） - 私のHPももう0寸前だよ……もう1人の俺（私 (2020年9月17日 19時) (レス) id: 89c1acd712 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - ころんさん» ころんさんコメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです( ´ ` *)更新頑張りますね(*`･ω･)ゞ (2020年9月11日 7時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな
| 作成日時：2020年2月5日 10時
