赤井さん推しの天才医者が本気で推しに恋しちゃったってよ。～Another story～Ⅲ (ページ8)

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episode.160 ページ8

◇貴方side

「そういえば、今日は赤井さんの分身は無いんですね」

赤井「……ニット帽のことを言ってるのか？」

「え、それしかないじゃないですか」

てゆうかあっちが本体？

赤井「俺は付属品か」

「私の心読まないでください」

赤井「ニット帽の気分じゃなかっただけだ。それに君だっていつもと違うじゃないか」

「あ、」

赤井「いつもの君も好きだが、今日の君も好きだよ。むしろこっちの方が好みだ」

「～～～っ」

天然タラシｯ！！あ、いや、天然じゃないのか。狙ってやってるのか。

赤井「俺のためだけに着飾ってくれて、すごく嬉しいよ」

あ、やばい。ショート寸前。

私の中の赤井さんパラメーターが振り切っちゃいました。

輸血と心臓移植の準備をお願いいたします。

赤井「さぁ、行こうか」

それから、美味しいパンケーキのカフェだったり洋服屋さんだったりといろいろ連れてってもらった。

楽しい時間ほど早く進んでいくもので、もう夕方になりそうになっていた。

赤井「最後に、寄りたいところがあるんだ。いいか？」

「いいですよ。どこです？」

赤井「着いてからのお楽しみだ」

え、どこだろう。

そうしてマスタングを走らせている赤井さんをちら見していた。

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