episode.182 ページ30
◇貴方side
と思ったらまたまた私のスマホが鳴り出す。
「はい、」
今度は何よ。
コナン『Aさん』
「あら、ホームズオタクさん。何かしら？」
コナン『さっき、ルパン三世といたでしょ』
いや、今も一緒にいるんだけどさ。
「それが何？」
コナン『先回りしてたってことは、この事知ってたってことだよね？』
「それが？」
コナン『てことは、これから何かが起こる。合ってる？』
「……さぁ」
コナン『まぁ、ルパン三世がいる時点で何かが起こるのは分かりきってる。
Aさん、協力者になってよ』
いやいや、もう協力者でしょ。
コナン『教えない、はナシだからね』
「ど〜しよっかなぁ〜」
コナン『今日のこと、赤井さんに言っちゃうよ。“怪盗キッドとドライブデートしてた”って』
「おい、これは脅迫か？脅しか？」
コナン『さぁ？』
「母さん貴方をそんな子に育てた覚えはないわ」
コナン『産んでもらった覚えないんだけど』
「ノリ悪いなぁ〜」
コナン『そんな事どうでもいいから、さっきの絶対だからね！！』
「はいはい、できる範囲で協力してあげるから」
そうしていきなりブチッと切られた電話。
おい協力してやんねぇぞゴラ。
ルパン「ねぇねぇ、ほんとおねぇさん何者？」
「だから、普通の外科医だってば」
ルパン「俺様にはそうは見えねぇんだけどなぁ」
「まぁ、貴方ならすぐ分かるでしょ。それよりも、不二子姐さん助けに行かなくていいの？」
ルパン「あんれれぇ？そこまでお見通し？？ほんと、何者？？」
「しつこい男は嫌われますよ。じゃあね」
ルパン「どうやって帰るんです？」
「……」
ルパン「お送りしましょうか？マドモワゼル？」
ニヤニヤ顔ムカつく。
「キザなセリフは怪盗キッド様が言わないと意味ないんだから。
……でも、私の車のあるとこまでよろしくお願いします」
ルパン「素直でよぉろしいっ！！」
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作者名：ゆな
| 作成日時：2019年12月4日 19時
