episode.177 ページ25
◇貴方side
それから、話に花を咲かせていた。
何というか、恋バナ？？
蘭ちゃんなんて、すぐ横に本人が居るなんて知らずに頬を赤くしてお話してくれた。
それを横で聞いているコナン君も面白かったけれどね。
毛利「あら、もうこんな時間！夕飯の支度しなきゃ！」
「じゃあ、ここでお開きね。ありがと」
毛利「こちらこそ、また時間があればお茶しましょ、う……」
「ん？」
毛利「え、あ、いや、」
何か視線が私の後ろに……
？「わっ！」
「ｯ！？！？！？！？」
いきなり後ろから肩を叩かれたと同時に声がした。
びっくりして後ろを見ようとしちゃったけれど、思いとどまった。
ちょっと待って、この声聞いたことあるぞ。
毛利「お久しぶりです！
ほら、CV置鮎龍太郎さんじゃないですか。
沖矢「お久しぶりです」
ニコニコして後ろから出てきた沖矢さん。
沖矢「大丈夫ですか、Aさん。口、開いてますよ」
そりゃあ口をあんぐりするわ。
ひっさびさの沖矢さんじゃないですか。どういうことですか。
毛利「もしかして、Aさんの恋人さんって……」
沖矢「違いますよ」
お、
沖矢「僕はAさんと恋人さんの友人です。今日は恋人さんに頼まれて、Aさんの迎えに来たんです」
「え、あ、はい……」
知らんがな、そんなの。
コナン君顔！顔！ひきつってるよ大丈夫！？
沖矢「じゃあ、行きましょうか。……Aさん」
いやぁぁぁぁぁぁぁぁｯ！！！
片目開けないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇｯ！！！！
毛利「あ、伝票……」
あら、知らないうちに沖矢さんの手に伝票が、
沖矢「良いですよ、僕が払いますから」
毛利「え、でも」
沖矢「僕が払いたいだけですから。それに、今まで色々とお世話になりましたし」
毛利「あ、ありがとうございます」
おう、優男だ……
.
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作者名：ゆな
| 作成日時：2019年12月4日 19時
