episode.73 ページ21
◇貴方side
「……」
分かってた。うん、分かってたよ。
私が予測できなかったのが悪い。
そしたら鉢合わせしなくて済んだのに。
やばいな、ポンコツだ。
降谷「悪かったな、無理やり連れてきて」
「悪くないですよ。私は何かあった時の保険として連れてきたんでしょ？このストーリーが変わってしまってた時の」
降谷「でも、」
「私が悪いんです、私の心が整理できてないから」
降谷「……泣いていいんだぞ」
「ｯ……」
降谷「胸を貸してやる」
そう言われると同時に彼が抱き締めてくれて、頭を撫でてくれて。
止めてた涙がどんどん溢れてきた。
降谷「……そんなに辛いなら、忘れさせてやろうか」
「え、」
降谷「俺のところに来てくれるなら、忘れさせてやる。もうあいつの為に涙を流す君を見ていたくないんだ」
降谷さんの所に行ったら、楽になるかもしれない。
でも、それでもこのぽっかり空いた穴は埋められないままになるかもしれない。
降谷さんに対しての罪悪感が私を押しつぶすかもしれない。
「降谷さんは優しいですね」
降谷「そんなんじゃないさ、君にだけだよ」
「でも、ダメだよ降谷さん」
降谷「……そうか」
ダメだよ降谷さん。
この後ゼロの執行人で“恋人は…ﾌｯ……この国さ！”って言うことになってるんだから。
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ゆきな☆(プロフ) - me24r1201さん» 初めまして、詩音さん。私の作品を読んで頂きありがとうございます！嬉しいです( ´ ` *)これからも頑張って書いていきますのでよろしくお願いします(*^^*) (2019年12月13日 8時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
me24r1201(プロフ) - 初めまして。詩音申します。ゆきなさんの赤井さん推しの天才医者シリーズ読みました。とても、感動しました。途中の赤井さんに振られた時とことか、泣いてしまいました。他のアップされている小説も、これから随時読んでいきます。これからも応援しています。 (2019年12月13日 4時) (レス) id: 9e839b992c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - iwaさん» ありがとうございます！毎日更新目標に頑張って更新しますのでよろしくお願いします( ´ ` *) (2019年11月28日 10時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
iwa(プロフ) - こちらのお話がスタートして嬉しいです。赤井さんオチ嬉しすぎます。ありがとございます。 (2019年11月28日 10時) (レス) id: d46b647962 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな
| 作成日時：2019年11月6日 12時
