赤井さん推しの天才医者が本気で推しに恋しちゃったってよ。～Another story～Ⅱ (ページ37)

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episode.139 ページ37

◇貴方side

いつも、同じ時間に私のスマホが鳴る。相手は決まってこの人。

「もしもし」

赤井『お疲れ、A』

「赤井さんも。怪我してませんか？」

赤井『あぁ、honeyとの約束はちゃんと守ってるよ』

「ふふ、良かったです」

でもやっぱりまだそのhoneyってやつ慣れないな。

赤井『何か変わったこととかはないか？大丈夫か？』

「……大丈夫ですよ？赤井さんは心配しすぎです」

赤井『心配になるのは当たり前だ。俺の恋人ならなおさらな』

やばい、めちゃめちゃ心配されてる。

「大丈夫ですから！お仕事頑張って下さいね！明日早いので失礼します！」

慌てて電話を切ってしまった。

明日は仕事なんてないのに。

最近、快斗君に言われてからなんだか見られてるような感じがしてた。

でも、後ろを振り返っても誰もいなくて。気のせかなと思っても視線が気になって。

相談したら、って思ったけど赤井さんは、任務中だしね……

迷惑をかけたくない。

自分で、何とかしなきゃな……

◆赤井side

「……」

ジョディ「どうしたのよシュウ。さっきのってAでしょ？何かあったの？」

「……何だか、様子が変だった」

ジョディ「様子が？」

何もなければいいが……

何かあってからでは、海の向こうの日本まで助けに行くことは無理だ。

「……」

焦ってもしょうがない。そう思いながらスマホの電話を開き、とある人物に電話をかけた。

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