episode.138 ページ36
◇貴方side
「お待たせ。哀ちゃん、明美ちゃん」
灰原「そんな待ってないわ」
宮野「お仕事後でしょ？お疲れさま」
仕事後の午後。二人にカフェに誘われて、待ち合わせしていたのだ。
黒ずくめの組織壊滅作戦が終わった後に、明美ちゃんを哀ちゃんの所に連れて行ってあげた。
死んでると思っていた家族がいきなり現れたらびっくりするけど、哀ちゃんは微笑んで涙を流していた。
灰原「忙しそうね。まぁ、医者だから当たり前なのかしら」
「そうだね、誰かさんからの余計な仕事増やされたし」
灰原「ま、頑張ることね」
そんな話をしながらケーキを注文。今日はチーズケーキです。
宮野「そういえば、大君はアメリカなんだよね？」
「うん。飛行機に押し込んだ」
灰原「相変わらずね」
というか、この話題いいのかしら。変えた方がいいの……？
だって、元カノと今カノだよね……？
宮野「……Aちゃん」
「ん？」
宮野「私ね、新しい恋見つけようと思うの」
「え、」
宮野「あの時大君がちゃんと振ってくれたから、今はスッキリしてるんだ。今まで何だか背伸びしてる感じだったから。
今度はちゃんと自分にあった……等身大で付き合える人を見つけるんだ」
「明美ちゃん……」
羽原「お姉ちゃんにぴったりな人、きっと見つかるわよ」
宮野「ありがと。
あ、志保の方は良い人いないの？」
灰原「え？」
それから、恋バナに花を咲かせカフェの後はショッピングをして。
ほんと楽しかった、また行きたいな。
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作者名：ゆな
| 作成日時：2019年11月18日 11時
