episode.137 ページ35
◇貴方side
そうして仲良くなった。怪盗キッド様とお近付きになれてマジ嬉しい。園子ちゃんに羨ましがられそうなやつよねこれ。
そしてちょっとしたら彼の方に電話が入って、知り合いは他の人に車で送って貰うことに。そしてカフェにでもってキッド様ボイスで誘われてしまった。
「うんまぁ〜♡」
黒羽「Aさんっておいしそうに食べるな」
「皆に言われる」
黒羽「だろうな」
「そういえば、君今年受験では？」
あれから一年経って、もう三年生でしょ？
天下のキッド様が受験生ってウケる。
黒羽「楽勝楽勝〜」
「さっすがぁ」
黒羽「伊達に怪盗キッドしてねぇよ」
「怪盗と受験って一緒だったっけ……？」
黒羽「んー、頭使うとこ？」
「毎回毎回お疲れさまでーす。でも、夜更かしはダメよー」
黒羽「え、月下の奇術師にそれ言う？」
「あ、確かに」
そんな感じで雑談に花を咲かせていたら、暗くなってきていて。
「送る？病院に戻んなきゃいけないんだけど」
黒羽「こっからAさんとこまでどれくらい？」
「歩いていけるとこ」
黒羽「俺んちも近くだし、送ってくよ」
「あら紳士」
黒羽「怪盗紳士ですから」
「いっけめーん」
そうして送って貰った。
でも、最後になんかよく分かんないことを聞かれた。
黒羽「最近、変なこととかあった？」
「ん？なにも……」
黒羽「家出る時とか、外に出る時は気を付けた方がいいぜ。最近物騒だしな」
「う、うん、気を付ける」
黒羽「何かあったらすぐ連絡してくれて良いから。ご要望あればキッドでお迎えにもあがらせていただきますので」
「喜んで♡♡」
黒羽「Aさんってキッドほんとに好きなのな」
「ファン歴長いですから」
黒羽「いや、どやるなし」
「じゃあ気を付けてね」
黒羽「じゃあな」
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作者名：ゆな
| 作成日時：2019年11月18日 11時
