赤井さん推しの天才医者が本気で推しに恋しちゃったってよ。～Another story～Ⅱ (ページ45)

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episode.147 ページ45

◆赤井side

「＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿あぁ、そうしてくれ」

電話を切り、隣で寝ているAの頬を撫でた。

あの日Aの電話に違和感を覚えた後に、日本にいる真純に頼んでいた。

真純『今日の夕方頃にA送ったけど、ストーカーいたよ。結構なやり手だね、隠れるのが上手い』

『そうか、Aは』

真純『まだ存在には気づいてないけど、何となくは気づいてると思う』

『……頼めるか？』

真純『最初からそのつもりだよ。でも僕は学校とかもあるから、限界はある。できる限りはAの近くにいるよ』

『悪いな、無理はするなよ』

真純『心配しないで、危ないことはしないよ。でも、Aが危なくなったらわからないぞ』

『こっちも早く終わらせて戻るようにするよ』

真純『早く帰ってこないと、Aは僕が貰っちゃうからな！』

『たとえ妹でも、容赦はしない』

真純『冗談に聞こえないよ』

『ククッ』

「俺のAに手を出した事、後悔させてやらんとな」

そう呟きながら、隣のAの髪を撫で首筋に顔を近づけ赤い痕をつけた。

このまま、俺の中で閉じ込めておきたい。だが、

「それは、きっと君は望まないだろうな……」

彼女が起きないくらいの強さで、抱き締めた。

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