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episode.74 ページ24

◇貴方side



朝、


外から差し込む光で目が覚めて。


「……〜〜〜ッッ!?!?」


目の前に見えた、


褐色で、


鍛え抜かれた、


……大胸筋。


「えっうわっ!?」


吃驚して、焦って飛び起きた途端に手をつこうとした場所には布団はなくて。


あっやばい……


降谷「……セーフ」


降谷さんが腕を掴んでくれたおかげで、ベッドから落ちずに済んだ。


それから、布団に引き戻されて彼の腕の中にすっぽり。


「あ……あの……」


降谷「ん、おはよ」


「オ、ハヨ、ゴザイマス……」


降谷「まだ時間があるから、もうちょっと寝てようか」


「あ、の、降谷、さん……」


降谷「あれ、もう呼んでくれないのか」


「え、」


降谷「零って」


「〜〜〜っ!?」


降谷「昨日呼んでくれたのに」


「あ、の……」


降谷「ははっ、ごめんごめん、いじめすぎたね」


昨日の事を思い出して頭から湯気が出てきてしまう。


我ながら大胆な事をしてしまったと今更恥ずかしすぎて堪らない。


思いっきり布団を被って。


それなのに直ぐに取られてしまった。


降谷「A」


「……」


降谷「ははっ、真っ赤」


「〜〜っ」


降谷「体は大丈夫?初めてだったんでしょ?」


「は……い……」


昨日、降谷さんは優しく愛してくれた。


時折、大丈夫?って聞いてくれて。


大切にしてくれてるって感じられて、幸福感で満たされてる。


降谷「そういえば、」


「え?」


降谷「A、次空いてる日は?」


「あ、土日空いてます」


降谷「じゃあ、その日デートしようか」


「お仕事、」


降谷「大丈夫。あと、その日は1泊分のお泊まりの準備もしておいて」


「え、」


お泊まり!嬉しい……!!


降谷「ははっ、喜んでくれてよかった。楽しみにしてて」


「はいっ!」


どこに行くんだろう……ここじゃないと思うんだけど……??


降谷「あ、そろそろ時間か。ご飯……」


「えっふっ降谷さんっ服っ!!」


降谷「え?」


「服着てください!!」


降谷「ははっ、A必死すぎ」


「降谷さん!!」


降谷「はいはい」


.

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ゆきな☆(プロフ) - 未来さん» コメントありがとうございます!嬉しいです!ただ今色々と直し中なのでもう少々お待ちください(><) (2020年8月5日 7時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 完結おめでとうございます!とてもステキな小説でした!これからも応援しています!あと、今制作中のパスを教えていただけませんか?申し訳ありません。 (2020年8月4日 21時) (レス) id: 6b3f0e3e7b (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - 泣き笑いさん» ありがとうございます!誤タップにビックリΣ(゚д゚lll)これからも頑張ります(o^^o) (2020年7月26日 18時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
泣き笑い(プロフ) - ぐ…誤タップで読んじゃって絶対にハマらないと思ったのに…!完結おめでとうございます!またこのような素敵な小説を書けるように頑張ってください! (2020年7月26日 18時) (レス) id: 676011e8bc (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - また降谷さんでハッピーエンド書いて下さってるんですね、めっちゃ嬉しいです(*>∀<*)楽しみにしてますね(#^.^#) (2020年7月26日 15時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆな | 作成日時:2020年6月10日 14時

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