episode.9 ページ9
◇貴方side
爆弾のことを零に話しながらさっき見つけた爆弾を解除していく。
零『こっちは終わったから、主犯を何とかする。お前は爆弾を』
「了解」
Prrrrrrrr..........Prrrrrrrr..........
松田『A、いくつやった?』
「今ので4つ」
松田『あと1個足りねーな……』
「脅迫状?」
松田『あぁ、全部で10個だと思ったんだけどな』
「あと行ってないとこは……」
「『会場!!』」
松田『そっちあったか?』
「今探してるけど……」
人数が多すぎる……爆弾があるって事を悟られずにしなきゃだけど……てか呑気に酒飲んでんなやおっさん共。邪魔だっつの。
「ッ!?」
机のクロスをめくると最後の一つが。しかも制限時間付き。ちょっとこの時間じゃ私は無理だ。だけど……
「陣平さん」
松田「おう、まかせろ」
心強いエースさん登場。あとはよろしくお願いします。
思った通り、彼は数分でこの爆弾を解体してしまった。制限時間?なんだそれ。みたいな感じだった。凄すぎ。頭の中一体どうなってるのさ。
「お疲れさまです、元爆発物処理班のエースさん」
松田「何だよ、犯人捕まったのか」
「捕まったって」
松田「そうか、んじゃ俺らがここにいる意味はなくなったわけだ。帰るかー」
「時に陣平さん。ここには車で?」
松田「佐藤の車に乗ってきたけど」
「じゃあその人がいないと帰れない?」
松田「……ほんとの事言えよ」
「私の車代わりに運転してくださいぃぃぃぃ!!」
松田「そんな事だろうと思った」
「え、私酒臭い!?」
松田「いや、そんなにじゃねーけど」
良かったぁ〜これから後処理とかで本庁戻るんだよね。
松田「タクシー代、高く付くかんな?」
「陣平さん大好き!!」
お礼何が良い?ビール?煙草?それとも新しいサングラス?私良いところ知ってるよ!
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作者名:ゆな | 作成日時:2019年9月18日 9時