episode.38 ページ38
◇貴方side
カランカラン
新一「こんにちは、“Aさん”」
「正解!いらっしゃい」
いつも新一君は私が影武者してるとき100発100中で当ててくる。さすが名探偵。
しかもお客さんがいない時を狙ってきてくれるから安室透の姿でも降谷Aとして話が出来る。ほんと凄いよね。
新一「なんか、いいことでもありました?」
「わかる?」
新一「いつもより楽しそうですもん、そりゃあ分かりますよ」
「ちょっとね。はい、いつものブレンドコーヒ」
新一「ありがとうございます」
すると、ポケットに入れていた仕事用のスマホが鳴りだした。
「ごめん、ちょっと出ていい?」
新一「どうぞ」
了承をもらって離れたところで電話に出た。
「はい、安室です」
降谷『任務だ、上からの。お前ご指名だ』
「……わかりました。終わった後で伺います」
降谷『あぁ』
私ご指名という事は、恐らくハニトラだろう。
そう思ってしまって、心の中で陣平さんに謝ってしまった。
新一「何かあったんですか?」
「うん、ちょっとね。でも教えないからね?君は頭を突っ込みすぎなんだから」
新一「へいへい、もし必要になったら呼んでくださいね?」
「そうならないように努めるよ」
新一「ははっ」
高校生の手を借りるなんて、そんな事でもしたら零にぶっ飛ばされるの一択。まぁ殴り返すんだけどさ。
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作者名:ゆな | 作成日時:2019年9月18日 9時