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episode.37 ページ37

◇貴方side



朝。眠くてもぞもぞしてると隣に彼がいた。


「寝顔可愛い」


隣に誰かいるって嬉しいね。


松田「可愛いって誰が?」


「あ、やば」


ギュッと引き寄せられたかと思うと、彼はまた瞼を閉じてしまった。


松田「(お前の方が可愛いっつうの……)」


「え、ちょっと待って二度寝!?」


松田「あと5分……いや30分……」


「長いっ!今日朝からなんだけど!?」


松田「一日休め」


「今日は安室透!!」


松田「……」


渋々離してくれたので、ベッドから出てすぐに支度。全く、もうこんな時間じゃない!


安室透だから変装は簡単だし、一旦登庁してから出勤するか。


松田「ふぁ〜っ」


「おはよ陣平さん」


松田「はよ」


「今日は?」


松田「朝出勤」


「え、それで二度寝しようとしてたの!?」


松田「さっきまで忘れてた」


「おい」


松田「何とかなる」


「さすが陣平さん。じゃなくて!!さっさと準備して!?」


松田「へいへい」


「朝ご飯……おにぎりでいっか。送ってく?」


松田「いいのか?」


「うん、RX‐7でいいなら」


松田「俺運転する」


「え、いいの?」


松田「おう」


その後、すぐに車に乗り込んで警視庁へ。


松田さんがマツダ運転するって思って吹いちゃいそうになったけど、絶対本人も気づいてるだろうな。


そんなことを思いながら、安室透にチェンジしてポアロに向かった。


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作者名:ゆな | 作成日時:2019年9月18日 9時

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