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episode.32 ページ32
◇貴方side
最後の線を切ると、解体成功のCONGRATULATOIONという文字がパネルに映し出された。
「終わったよ、」
松田『……初めてだな』
「ん？」
松田『お前が俺に助けを求めるの』
「……ごめん」
松田『なんで謝んだよ』
「だって……」
松田『嬉しかったぜ』
「え？」
松田『俺を必要としてくれて』
「……やけに素直ね、変なの食べた？」
松田『バカにしてんのか』
「ははっ、ううん。ありがと、助かったよ」
松田『あぁ。仕事、終わったら迎え行く』
「……うん」
そうしてスマホを切ったタイミングで電話がかかってきた。
Prrrrrrr........Prrrrrrr........
「誰……？」
部下とかだったら無線からくるし……
「切れちゃった……」
間違い電話？
「……」
□NO side
？「やっぱり、スパイだったか」
？「どうします？早急に始末しますか？」
？「いや、まだいい。
裏切り猫のお仕置きを、ゆっくり考えるとするか……」
・
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作者名：ゆな
| 作成日時：2019年9月18日 9時
