検索窓
今日:43 hit、昨日:8 hit、合計:355,236 hit

episode.24 ページ24

◇貴方side



仕事の途中にスマホが鳴った。誰だよ今書類整理のタイピング無双してたのに。私の集中力切らした罪は重いぞ。


「……ごめん風見さん、ちょっと行ってくる」


風見「今潜入してる組織ですか」


「そう、あらかた終わってるからあとお願い」


風見「分かりました、お気をつけて」


「ありがと」


いきなりドライからの連絡。食事でもしながら次の依頼の話でもしようとか、忙しい私にアンタみたいな奴とゆっくり食事する時間なんてないわよ。てか捜査じゃなければくれてやんないわよ。


すぐに家に帰り、ドレスを引っ張り出す。どうせ着いた途端に彼好みのドレスに交換されちゃうんだけどね。まじキモ男。





「おまたせ」


ドライ「君の美しさにぴったりのドレスだ。じゃあ行くか」


今回のドレスは肩丸出しだったから肩触られたくなくてしょうがなく彼の腕に自分の腕を組ませた。彼もその行動に満足したらしく顔がどや顔だ。


ドライ「ここは結構お気に入りのお店でな、料理も美味しいがお酒も美味いんだ。きっと君も喜ぶ」


「そう、私お酒にはうるさいわよ」


ドライ「ははっ。ここは種類も豊富だ。君好みのお酒も見つかるだろうよ。感謝しろよ?」


すみません。私が好きなお酒は日本酒なんで。あ、あと焼酎も好きだよ。私日本大好き人間なんで。


そうして食事をしながら次の仕事の話をした。てか話をしながらしょうもなく私を口説くの止めて欲しい。まじで。切実に。


ドライ「今回の依頼者はとても重要な人物だが、俺たちなら楽勝だな」


「そう、わかったわ」


episode.25→←episode.23



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (121 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
477人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆな | 作成日時:2019年9月18日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。