私？金髪ゴリラの妹ですが決してゴリラではありません。 (ページ14)

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episode.14 ページ14

◆松田side

爆弾魔事件。前にも同じ犯人が爆弾を仕掛けて、萩原が犠牲になった。

その何年か後に、爆弾魔からの声明文が届き爆弾が仕掛けられている観覧車に乗り込んだ。

爆弾を発見し解除している最中、次に仕掛けられているらしい場所のヒントを爆発する寸前に出すと表示された。

俺は、ヒントを下にいる佐藤達に託すことを選択した。

これで何万人もの人々が助かるんだ。俺なんかの命で助かるんならそれでもいいさ。

「やり残したことといえば、音信不通のバカ共にお灸を据えてやる事くらいか」

降谷兄妹と、諸伏。あいつら今どこでなにしてんだよ。連絡してこないとか、馬鹿かよ。

「A……」

こんな事になるんだったら、あいつに言っとけばよかったな……

Prrrrrrr........Prrrrrrr........

「ｯ！？」

いきなり、俺の携帯が鳴り出した。電話。だけど、非通知……？

「いったい誰だよ、こんな時に……」

？『さっさと解除してよｯ！！この馬鹿ｯ！！』

いきなり電話の先から聞こえてきた声は、さっきまで頭に浮かんでいた人の声。ずっと待っていた声。

「お前ｯ……なんでｯ……」

貴方『そんな事よりｯそんなとこで死んだら一生恨んでやるからねｯ！！』

今まで連絡すらしてこなかったくせに、いきなりこれかよ。

「お前……あーもう、分かったよ」

こんな電話入れられたら、死んでられっかよ。

貴方『もう次の爆弾は解除したから、さっさと解除してよね』

「お前、あとで覚えてろよ」

ったく、何でこういう時に電話してくるかなぁ。

だけど、あんな切羽詰まったアイツは初めてだったかもしれない。さっさとこれ終わらせて、アイツ等捕まえてやるか。

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