すぐに足を治して、この国ごと自分の宝物達を守ってみせるよ。

episode.72 ページ22

◆アルネイスside



「何が望み？」


戸田「君への復讐」


その瞬間、奴はこちらに銃口を向けた。


戸田「他の姉弟達、双子の姉妹と末っ子の弟可愛いね」


「何をした」


戸田「さぁどうしたでしょう？」


「チッ」


戸田「大丈夫、君が行った後でちゃんと君の姉弟達も後を追わせてあげる」


「…………」


戸田「どうしたの？ショックで声も出なくなっちゃった？」


「ははっ………………あはははははっはははｯ！！」


戸田「………何がおかしい」


「あんた、そんなだからコードネーム貰えなかったのよ」


戸田「なｯ妹たちがどうなってもいいのかｯ」


「いいわよ、出来るものならね」


仲間「戸田さんｯ爆弾がｯ！！」


戸田「なｯ」


「あんた、詰めが甘いのよ。もう解除済み」


戸田「なｯこいつがどうなってもいいのかｯ」


戸田が銃口を俊太に向けた瞬間に、斜め上から弾丸が飛んできて奴の銃を弾いた。


戸田「なｯなんでｯここを狙うには700ヤードも距離がｯ」


「そう、ここを狙える人物は限られてくる。

１人は赤井秀一、でも一週間前にアメリカに帰っていったから無理。

もう１人は佐藤源二、でも彼は今あんたが流した情報で遠くにいる」


戸田「他に誰がいるってんだｯ」


ベリッ


バーボン「アルネイス、ですよｯ！！」


その瞬間、後にいた仲間も射撃により肩を打ち抜かれ戦闘不能に。


すぐに奴と距離を縮めて背後をとり床に押さえつけ手錠をかけた。


戸田「バーボンｯ！？何であんたがｯ」


「あんた、アルネイスで頭がいっぱいになって僕のことは調べなかったんでしょう？だから詰めが甘いんですよ」


戸田「…ｯ」


「A、戸田は確保した」


貴方『了解、戸田に代わって』


スマホをスピーカーに切り替え奴の近くに。


貴方『私の宝物達に手を出したこと、刑務所の中でずっと後悔するのね』


戸田「ちくしょうｯ！！」









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