命にかえても…【ハイキュー×鬼滅の刃】

6輪 ページ7

侑side

今日の朝、転校生の話題で持ち切り


銀「侑、治達のクラスに転校生くるんやて」


侑「こない時期に転校生って」


銀「しかも、女の子やって」


侑「女なんて喧しいだけや」


銀「めっちゃ美人らしい」


侑「ほーん」


俺はそれどころやない


昨日の鬼の事もやけど


助けてくれた、鬼殺隊のお姉さんが


ごっつ気になる…


お姉さんからもろうたお守りも


ポッケに入れとる


俺はそれをおもむろに出して


確かめる様になぞる


侑「はぁ、会いたいな…」


お姉さんに夢中みたいやわ


侑「銀、次の授業なんや？」


銀「世界史やで」


侑「やべ、教科書忘れた、ツムに借りてくる」


俺はダッシュでサムの教室に向かった


すると、サムは女と喋っとった


見たことない顔やから、多分転校生やと思う


侑「サムー、世界史の教科書貸してや」


治「俺世界史やない」


侑「なんやて！」


あー、どないしよう


A「あの」


侑「あぁ？なんや、雌豚は黙っとれや」


治「おい、ツム初対面でそれはないやろ」


侑「うっさいねん、俺はサムに」


A「世界史貸しますよ？これないと授業受けれないんですよね？」


侑「お、おう」


A「じゃあどうぞ」


女は半ば無理やり俺に押し付けてきた


治「お礼くらい言いや」


侑「言われんくても分かっとる…ありがとう」


A「いいえ」


すると、女は席を立って扉へと向かう


治「何してんねん、A、今から授業やで」


A「実は先生から呼ばれてるので職員室に行ってきます」


治「おん、そうか、気ぃつけてな」


A「はい」


俺の横を通り過ぎた後に香った匂いに


俺は覚えがあった…


治「お前ははよ帰れ」


侑「分かっとるわ！」


俺も扉に向かいに出ると


職員室とは真逆の方向に向かう女


侑「…変やの…あいつがお姉さんなわけないのに…」

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