命にかえても…【ハイキュー×鬼滅の刃】

29輪 ページ31

治side

Aのから過去の話を聞いた


Aの過去は自分の想像以上に


酷く、悲しく、苦しいものだった…


Aはこの過去を1人で抱えてたんや…


鬼が元々は人やった事…


鬼殺隊が助けても、よう思われてなかった事…


そして、大切な人を失ってしまった事…


聞いただけでも胸が苦しくて、涙が溜まる


A「ですから、治くん、私はまた治くんにこう思われてしまうのではと思い、正体を隠していました。」


A「すみません…治くん…あなたに嘘をついていたことにかわりはありません…」


そういって涙を流すA


俺はAが涙を流す姿をみて綺麗と


思ってしまうほど、


Aを思っとるらしい…


俺は優しくAを抱きしめる


なるべく優しい声色で


治「なんで、泣いてるん…」


そう俺は尋ねると…


A「さっきも言った通り、治くんから人殺しなんて思われたくないんです…でも、やっている事は事実…私はあなたに嫌われたくない…離れて欲しくないんです…お願いです…私を嫌わないでください…」


本心を言うA


俺はそれが凄く嬉しくて、


抱きしめる力を強くする


治「人殺しなんて思うはずない、だって、Aは俺を助けてくれたヒーローやから、それに、嫌わんし離れたりなんかもせんよ…」


そう伝えるとさらに俺の胸で泣くA


A「…本当ですか？」


治「おん、ほんまや」


A「なら、私は…治くんを私の命にかえても護りますね…」


治「なら、俺はAが俺に頼ってくれるような男になるわ…」


お互い、微笑み合い約束を交わした


俺は何があってもAを信じて


支えてみせる…


A((ﾎﾞｿｯ…


治「なんか言うたか？」


A「いえ、なんにも…」

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