幻の柱 藤柱

参話 ページ5

義勇side

皆「Aさん！」

皆驚いていた。それもそうだ。

先輩であり、憧れでもある

Aさんがいるのだから。

それとは裏腹に、Aさんは

『皆のその顔は傑作だな』

と言って、笑みを浮かべながら

屋根から飛び降り、軽やかに着地した。

俺は半年ぶりに会うAさんを見て

義「綺麗だ…」ﾎﾞｿｯ

と呟く程綺麗さが増していた。

俺は自分でも顔が暑くなるのを感じた。

そう思ったのは俺だけではないようだ。

甘「Aさんとっても綺麗です！」

煉「同感だ！」

し「えぇ、しかも呼吸まで使われるとは…」

『皆久しぶりだからね、普通の登場だとつまらんと思ってな！』

天「派手でいいじゃないか！！」

時「A、綺麗…」

『喜んでもらえて何よりだよ』

皆また話に盛り上がった。

ｽﾝｽﾝ

『皆静かに。御館様がいらっしゃるよ』

その一言に、皆静まり返った。

そして、

白「御館様の御成でございます」

御館様がいらっしゃった。

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