幻の柱 藤柱

弐拾話 ページ23

Aside

御「皆急に集まってもらってすまない、今回呼び出したのは炭治郎と禰豆子のことだよ」

やはり、御館様は知ってあったか。

御「そして、元柱の鱗滝左近次から手紙をもらっている、白」

白「はい、」

以下略

白「禰豆子が人を襲った場合、炭治郎を初め、鱗滝左近次、冨岡義勇が腹を切って詫び申しあげます。」

実「腹を切ればいいという問題では…」

『ならば、私も腹を切ろう。いや、頚でも良いぞ』

皆「…っ…」

皆驚いていた。

柱の中で最強であるあのAが

腹を切ると言ったからだ。

実「鬼が人間を襲わない証明がありません！」

御「しかし、襲わない証明がないなら、襲う証明もない…」

実「…でも！」

『私たちは4人の命で、襲わないと断言している。ならば、お前もそれに担うことで断言しないとな？どういう意味か分かるだろう。実弥』

実「…くっ…」

御「A、おいたがすぎるよ。いじめるのも程々にはね」

『はい』

実「ならば！俺が証明して仕る！御館様失礼仕る。」

実弥は禰豆子が入った箱を日陰に持っていき、

自分の腕を切り、箱めがけ血を垂らした。

禰豆子は箱から出てきたが、

実弥を襲うことはなく、

炭治郎と禰豆子は認められた。

私は安堵した。

夜にこんなことになるなんて…

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