幻の柱 藤柱

拾玖話 ページ22

Aside

ちょうど下山し終わった時、鴉が

「竈門炭治郎ト妹ノ禰豆子ヲ捕マエヨ」

あぁ、ついにこの時が来たか…

産屋敷に炭治郎と禰豆子が連れてこられ

柱も揃っていた。

私は遅れて来たのだが、実弥が炭治郎を蹴り

禰豆子が入っている箱を串刺しにしていた。

私はもう堪忍袋の緒が切れかけていた。

そして、私は

『藤の呼吸 参の型 紫電一閃』

抜いていない刃を実弥の頚を狙い

直前で止めた。

あまりの速さに実弥も柱も反応できていなかったが、

Aが怒っているのは誰がみてもわかる。

『実弥、今すぐその足をどけろ。そして、刃しまえ。さもなくば、お前の体を藤に染めてやる』

実「あぁ！？こいつは鬼を連れてるんだぞ？隊立違反だ。あんたもだ。」

『承知の上だよ。ちなみにお前もだがな？』

し「Aも反逆者なんですか？」

『反逆者ね、それでも構わないよ。私と義勇は炭治郎の過去を知っている。でも、お前らは知らない。それだけだ。』

ｽﾝｽﾝ

『御館様がいらっしゃったね』

白「御館様の御成でございます」

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