飼い猫のリード ページ4
＊
昼の休憩中、仲のいい先輩達と昼飯を食べる。
「あのさ、ずっと気になってたんだけどAとショッピくんって付き合ってるの？」『ﾌﾞﾌｯ…』
「吹き出すな、吹き出すな」
『ごめんごめん
いや、あんな？どこをどう見て私とショッピが付き合ってるように見えるのか知らんけど
全くお互いにそんな気持ちは無いです』
「えぇ〜、嘘だぁ〜
傍から見りゃ仲良いカップルだよ？」
「なんか…二人が一緒にいる時邪魔できないというか…
そういう雰囲気半端ない」
『…え、目腐ってる？』
「先輩に対してその態度。嫌いじゃない」
『…ww』
女子ならではの会話をしながら楽しく昼飯をとっているとショッピがそばに来る。
『ん？どった』
「飯」
『食べてる』
「俺の飯」
『食ってこいや』
「…」
頬を膨らませて拗ねたかと思うと強制的に腕を引っ張られていく。
『あ、ちょ、ショッピ…!!』
急いで荷物を持って半強制的に会社の近くの公園へ引っ張られてく。
『なんで呼んだ？
どこでも食べれるように弁当作ってあげてるんじゃん
萌え声パイセンと食べてこいや』
「勝手に一人で食べに行くとか…
せめて声掛けてや、てか俺普通に人苦手やし」
『がんばえ』
「ええから、こっちで食べよや」
『折角、仲良い人と食べてたのに』
「知らん」
『おい』
モテ男なんだから可愛い女子見つけて食べてくればいいものをどうして私が付き合わされているんだろうか。
会社の元気()な先輩達とも仲良く、後輩の一人とよく絡んでたりするくせしてなぜ私。
私は
「あのー、ショッピさん、ランチご一緒してもいいですか？」
公園のベンチに座っているとショッピ側から女社員が話しかけてくる。
愛想はまぁまぁいい方だから断りたくても断れなさそうにあーとかうーとか言いながら返事を渋っている。
『すみません、私と食べる約束してて、今ベンチも座れない状態ですしまた今度でもいいですか？』
仕方がないから私の方から丁寧に断りの言葉を入れると社員から嫌悪の睨みを向けられる。
「ショッピさんは嫌ですか？」
「…そうですね。また今度で」
小さな舌打ちを私にしてきてビジネススマイルでショッピにさよならを告げた。
『こっえぇ
明日私が会社来なくなったら察して』
「そうなったら俺も辞めるわ」
『おい』
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雑主_A(プロフ) - いちみさん» 最後までご愛読ありがとうございます、物語や関係性を楽しんで頂けてとても有難い限りです！作品を見つけて頂きありがとうございました！ (9月16日 22時) (
レス) id: b32c491b45 (このIDを非表示/違反報告)
いちみ - 完結おめでとうございます!私は二人の関係性が凄く好きで､こんな神な作品を作れる人初めて出会いました！特に最後ら辺は涙が溢れてしまいました…これからもずっと応援してます！頑張ってください！ (9月16日 9時) (レス) @page38 id: d3cec39784 (このIDを非表示/違反報告)
雑主_A(プロフ) - のすけ。さん» ありがとうございます！作品に様々な感情を抱いて読んで頂けて嬉しく思います、作品の在り方としての本望です。ご愛読頂きありがとうございます！ (9月2日 6時) (レス) id: b32c491b45 (このIDを非表示/違反報告)
のすけ。(プロフ) - 完結おめでとうございます！更新お疲れ様でした！2人の関係性に時にもどかしさを感じたり、時に感情溢れて泣いたりしました。この作品を見つけて本当に良かったです。素敵な作品をありがとうございました！ (9月2日 6時) (レス) @page38 id: 5a489ae30f (このIDを非表示/違反報告)
雑主_A(プロフ) - キルさん» ありがとうございます！最後まで楽しんでいただけて光栄です、ありがとうございます！ (9月1日 22時) (レス) id: b32c491b45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雑主_A | 作成日時：2023年7月27日 16時
