嫉み妬く ページ3
＊
次の日、会社に着くと
いつも通りショッピは何人もの可愛らしい女社員に囲まれていて、
他の男社員達が妬ましそうに見ている。
誰とも仲良くできるショッピは特に男社員に嫉妬で虐めが行われるとかもないらしい。
もうこんな光景を何年もそばで見てきたものだから飽き飽きしながら自席につく。
そのタイミングを狙ったのか自席に座った瞬間、ショッピがそばまで逃げてくる。
後ろから後を追うようにつけてくるしつこそうな女性社員が私を睨んでくる。
めんどくさい事になった気がする。
「A、助けて」
『知らない、帰れ』
変に絡まれたくなく、素っ気なくしていたら首元に腕をまきつけてくる。
『え、なに？あほ？
面倒なんで絡んでくんな』
「え、Aさんとショッピさんって付き合ってるんですかぁ〜？
私、恋人いないって聞いてたんですけどぉ」
萌え声無理に出そうとすんな成人女性が()
それに対抗するように気持ちの悪い萌え声を絞り出して返す。
『そうです、恋人じゃないです〜
付き合ってないですよぉ〜
だから、離れてくれショッピ』
「結局あと1年で付き合うことなんねんから変わらん変わらん」
『私、今年彼氏作るから!!
絶対ショッピに貰われへん…！』
「ww
まぁ、頑張りw
絶対俺に貰われるからw」
『いいからとりあえずその手を離せ！』
「嫌やぁ」
こんな幼馴染同士のやり取りを見た萌え声先輩は気が引けていくように後ろへずりずり…
そんなにショッピに対して気が無いなら最初から離れとけ
『どっか行ったぞ』
「恋人でもないのにイチャついとるようなやつに寄らんやろ」
『お前はその寄らんはずやろってこと全部ひっくり返して来ただろうが』
そう思うと小学生の時からいたずらっ子で少し生意気な気だるそうなやつだったが、
それが逆にいいと女子が集ってた。
中学はまともに授業受けなくても、寝てても、頭は良くて顔もいいからモテていた。
高校はいい後輩として先輩達から好かれ、なんでも出来る先輩として後輩からも告白されていた。
こいつほんとどうなってんだ。
「そうやっけ？
別にそこまで寄ってきとらんかったわ」
『は？』
「怖いわぁ、これやからモテへんやつは」
『今日お前一人で帰れ』
「すみませんでした」
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雑主_A(プロフ) - いちみさん» 最後までご愛読ありがとうございます、物語や関係性を楽しんで頂けてとても有難い限りです！作品を見つけて頂きありがとうございました！ (9月16日 22時) (
レス) id: b32c491b45 (このIDを非表示/違反報告)
いちみ - 完結おめでとうございます!私は二人の関係性が凄く好きで､こんな神な作品を作れる人初めて出会いました！特に最後ら辺は涙が溢れてしまいました…これからもずっと応援してます！頑張ってください！ (9月16日 9時) (レス) @page38 id: d3cec39784 (このIDを非表示/違反報告)
雑主_A(プロフ) - のすけ。さん» ありがとうございます！作品に様々な感情を抱いて読んで頂けて嬉しく思います、作品の在り方としての本望です。ご愛読頂きありがとうございます！ (9月2日 6時) (レス) id: b32c491b45 (このIDを非表示/違反報告)
のすけ。(プロフ) - 完結おめでとうございます！更新お疲れ様でした！2人の関係性に時にもどかしさを感じたり、時に感情溢れて泣いたりしました。この作品を見つけて本当に良かったです。素敵な作品をありがとうございました！ (9月2日 6時) (レス) @page38 id: 5a489ae30f (このIDを非表示/違反報告)
雑主_A(プロフ) - キルさん» ありがとうございます！最後まで楽しんでいただけて光栄です、ありがとうございます！ (9月1日 22時) (レス) id: b32c491b45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雑主_A | 作成日時：2023年7月27日 16時
