めにーすとーりーず。3

F #68 ページ10

あなたside





『やばい、もう心臓とびだしちゃいそう、』









こうなったのは、約2時間前くらい。






【ねぇ、まだ告白しないの？】


『え、？』


【あの、爽やかイケメン石川亮が
好きなんでしょ。】


『す、好きだけど、、』


【じゃあ、放課後告っちゃえ。】


『い、いや、むりむりむり！

そんな勇気、私持ってないっ！！』



【じゃあ、放課後に校舎裏で
Aから話ある。って伝えとくねー。】



『え、ちょ、待って！！』







ということです。






ほんと、無理だよ、








((ｻﾞｻﾞｯ))








、、来た、







「あれ、？」




私はひっそり物陰に隠れる。







「Aいないなぁ、

忘れて帰っちゃったとか、？」




そんなわけない、






い、言わなきゃ、






っ、でも勇気が出なくて、









「明日とか？」






うそ、帰っちゃう、





、、でも、勇気がまだ出なくって、






『なんでよ、、』







だんだんと遠くなる背中、







でも、こんなので終わるなんて、、




そんなの、いや、












『亮くんっ！！待ってっ、

わ、私、亮くんが好きっ！！』







ふ、振り返らない、






届かない、





『うそ、』







はぁ、こんな自分嫌い、


帰ろう。















「俺も。」





『え、？』






振り返ると、





「俺も、Aが好き。」



『え、』





状況がのみこめない。



亮くんが私を好き、？






「俺はずっと前から好きだった。」





そ、そんなの、




『私もだよ、』







亮くんの体に包まれる。








「ありがと。」









見つめあって、照れて逸らす。









『しあわせ。』


「俺も。」

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