めにーすとーりーず。3

T #2 ☆ ページ17

北條史也side




甲子園の観客席に君がいるのか


探すことも無くなった。





会えることも、、







無くなった。







俺が君に会いたいのは


また、よりを戻したいからじゃない。





懐かしいから。


、ということにしとこうか。









でも、今見えている背中はきっと




昔、俺が愛していた人。











『私、幸せ。』




そう、笑う顔が好きで好きで
たまらなかったっけ。









、



、







【北條選手がんばってね。】



小さい女の子。



「ありがとう！」





あの笑顔によく似てる。











『北條くん！！』









聞こえた声は。









『応援してるから！』









似てるんじゃない。





「A！！絶対打つから、

応援しとってや！」




『当たり前やろ！！』









笑顔を見れた。






「やっぱ、好きや、」




そう呟いて試合に入った。

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