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時にはどうしても自分のことを嫌いになってしまうこともあるけれども、それでも。
そんな、私がどうしたって何をとったって敵うはずもないような素敵な子が、私なんかのことを本当に大切にしてくれるから。
私も自分のことを前よりも大事にできるようになった。それって、すごいことだと思う。
そんな風に思えた私だって、偉いよ？
そう自分を煽ててふんばったりしながら。
たくさん、俯瞰して見た。
きっとね。
私だってもし男の子だったら、彼女のこと、だいすきになる。
女の子の今だって、すごくすごく、だいすき。
「Aは優しくて、お人好しだから。
代わりに私がはっきり言わなきゃでしょ。任せといて、私の目の黒いうちはろくでもない男には近づけさせないので」
『頼もしいね』
それに。
私ほんとは、ゆきが思うほど優しい人間でも、おひとよしでも、ない。
そんなに簡単に踏み台になったりもしてあげてないんだよ？
私だって、変な男はゆきに近づかせたくないから。関門になっているつもり。
それでも今回、蓮くんのお誘いを受けたのはさ…。
「…あ！Aちゃん」
『蓮くん！ごめん、お待たせ』
「全然待ってないよ」
そう言って、寒いねーって肩をすくませる蓮くんに、ほっと心があたたかくなる。
蓮くんとは、唯一ゆきと別でとった授業で知り合った。
最初はあまりの眩さに、こんな芸能人みたいに綺麗な子がいたんだと驚いたものだけど。
偶然隣の席に座った時からなんとなく話すようになって。そしたら趣味が一緒だったり、なんとなく笑いのツボが同じなことが多くて。がんばらなくても、自分の言いたいことを正しく受け取ってくれる相手はとても貴重だよね。会話を重ねるうちに、彼とは自然と仲良くなった。
「ゆきさん、はじめまして」
「………はじめまして」
「あ、こっちは阿部ちゃん。多分みんな知ってると思うけど…」
「こんにちは、はじめまして。阿部亮平です」
春の木漏れ日のようにふわりと柔らかく笑ったその彼のことは、もちろん入学当初から存じ上げていた。留学に行っていたらしく学年は一緒だけど年はひとつ上だったかな。
蓮くんと亮平くん、それからゆき。
3人並ぶと、恐ろしいほど顔面偏差値があがるなぁ。
私、浮いてないかな？浮いてるよね？
うん、自覚はあります。
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苺(プロフ) - 張り切ってまた後日談のようなもの書かせていただきたいです☺️🙏🏻本当にやさしくてあたたかいお言葉をありがとうございました😭💓 (2023年5月1日 16時) (
レス) id: cdda59657f (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - たぬさん» 素敵な書き手様に読んでいただけたことに、恐れ多くて震えております…( ; _ ; )とても嬉しいです…！ありがとうございます💗その上めちゃくちゃ嬉しいお言葉ばかりかけていただけて、本当に幸せです( ; _ ; )▶︎ (2023年5月1日 16時) (レス) id: cdda59657f (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - かぼちゃさん» 心温まるとのお言葉が、とても優しくてかぼちゃさまのような素敵な方に読んでいただけたことを光栄に思います🥲💓これからもたのしくお話書いていけたらと思うので、また次のお話でもお会い出来るよう、がんばりますねっ☺️💝 (2023年5月1日 16時) (レス) id: cdda59657f (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - マコトさん» はじめまして🤍四者四様！を意識して書いたので、そこをすごく丁寧に読み解いていただけたことを本当に嬉しく思います…！😭ありがとうございます💓こちらこそ、とても優しいお言葉をかけてくださりありがとうございました🥲🩵 (2023年5月1日 16時) (レス) id: cdda59657f (このIDを非表示/違反報告)
たぬ(プロフ) - めちゃめちゃ面白くてキュンとして、読了後にふんわりと心が暖かくなるような作品でした！文章がすごく好みで、登場するキャラクターがみんな個性はありつつもそれぞれ可愛いポイントがあって、みんなを応援したくなるようなお話でした。是非また続きが見てみたいです！ (2023年4月30日 15時) (レス) @page25 id: dc32266bd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺 | 作成日時：2023年4月29日 21時
