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「目黒蓮に誘われた？」
『え、そう。そうなの』
「罠…？」
『あ、だよね？そう思うよね！？
じゃなきゃ私のことなんて誘う？』
「ちがう、そういう意味じゃない。
Aが心配なだけ。Aは可愛いから…、
でも目黒蓮は…、」
大丈夫かな？心配。ついていく、絶対ついていく。なんて、止まらないつぶやき。深く刻まれた眉間のシワ。過保護なくらい私を心配してくれる目の前の親友こそ、うちの大学でいちばんかわいいと噂されるほどの美少女だったりする。
俯いた小さな顔。伏せられた長いまつ毛、大きな瞳。白い肌に薄ピンク色の唇。
顔をあげた拍子にさらさらと流れた長くて綺麗な髪は、窓から差し込む西日に照らされてオレンジ色に染まっている。
もうかれこれ3年近く一緒にいるけれど、それでも思うよ。なんて美しいのだろうかと。思わず見惚れる私に、ねぇ聞いてるの？って眉をひそめる友人に慌てて頷いて返す。
「なんて誘われたの？」
『今日ね、講義後に飲みに行かない？って。2人きりがだめだったら友達も誘っていいって』
「じゃ、やっぱり私ついてく」
『うん！お願い』
「なに？なんでそんなに嬉しそうなの」
…だって。
蓮くんからのお誘い。
多分、本当のお目当ては、私じゃなくてゆきなのだと思うもの。
大学に入ってから彼女とはずっと一緒にいるから。そういうことは、今までにも何度もあった。
どっちかというと声をかけやすい部類になる私を橋渡し役にして、ゆきに近づこうとするひとたちは何人もいたよ。
……なんといいましょうか。
まるで踏み台みたいでさ。
私だって一応、見た目にも気を使っている女の子ですし、年頃ですし、彼氏だって欲しいわけですし。もちろん傷つくこともあるけれど。
「まじで、Aに変なことするつもりならぶっころす」
『ふふ、相手は学校一の人気者だよ？』
「関係ないよ。どうでもいい。私のAに手出すつもりなら、それ相応の覚悟を持ってきてもらわないと」
これだもんなぁ。
かわいくて、かっこよくて、友達思いのすてきな女の子。そんな子の傍にいるからには劣等感ともそれなりの距離感でお付き合いしなければならないわけで。
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苺(プロフ) - 張り切ってまた後日談のようなもの書かせていただきたいです☺️🙏🏻本当にやさしくてあたたかいお言葉をありがとうございました😭💓 (2023年5月1日 16時) (
レス) id: cdda59657f (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - たぬさん» 素敵な書き手様に読んでいただけたことに、恐れ多くて震えております…( ; _ ; )とても嬉しいです…！ありがとうございます💗その上めちゃくちゃ嬉しいお言葉ばかりかけていただけて、本当に幸せです( ; _ ; )▶︎ (2023年5月1日 16時) (レス) id: cdda59657f (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - かぼちゃさん» 心温まるとのお言葉が、とても優しくてかぼちゃさまのような素敵な方に読んでいただけたことを光栄に思います🥲💓これからもたのしくお話書いていけたらと思うので、また次のお話でもお会い出来るよう、がんばりますねっ☺️💝 (2023年5月1日 16時) (レス) id: cdda59657f (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - マコトさん» はじめまして🤍四者四様！を意識して書いたので、そこをすごく丁寧に読み解いていただけたことを本当に嬉しく思います…！😭ありがとうございます💓こちらこそ、とても優しいお言葉をかけてくださりありがとうございました🥲🩵 (2023年5月1日 16時) (レス) id: cdda59657f (このIDを非表示/違反報告)
たぬ(プロフ) - めちゃめちゃ面白くてキュンとして、読了後にふんわりと心が暖かくなるような作品でした！文章がすごく好みで、登場するキャラクターがみんな個性はありつつもそれぞれ可愛いポイントがあって、みんなを応援したくなるようなお話でした。是非また続きが見てみたいです！ (2023年4月30日 15時) (レス) @page25 id: dc32266bd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺 | 作成日時：2023年4月29日 21時
