【碓氷真澄】とりあえず、どうする？2【茅ヶ崎至】

episode68 ページ21

「「「「ありがとうございましたー！」」」」




大きな拍手が会場内に響き渡る。



ステージ上に立つ春組と秋組の劇団員。




今日、一日目の演目は正統派ヒーローもの。



主人公含むヒーローたちが春組で、敵は秋組。





秋組が敵っていうのもあってすごく迫力があったし話も面白かった。





A「やっぱりみんな役者なんだな〜」




私の中で何かが引っかかる。




私もあんなふうに人を楽しませることしてみたいなぁ。





いやいや、まさかね。





私があんな舞台に立てるはずかない。






舞台が終わり、観客(小中学生)が部屋に戻っていく。




私はステージの袖の方に向かった。





A「おつかれさまです！おもしろかった！」




いづみ「うんうん！すごく面白かったよ！評判も良いし！この調子で明日も頑張ろうね！」





万里「おう！」



咲也「はい！」




みんなやりきったーーー！！って顔してる。



この日のために幸くんに作ってもらった衣装。



役者それぞれの個性を出しつつもカッコ良いデザイン、、、、さすが幸くん。





真澄「A、俺のこと見てた？」




真澄が近寄ってくる。



なんかいつもよりカッコよく見える気がする....




まあ、気のせいかな！





真澄「....ねえ。なにぼーっとしてんの？」




A「あっごめんつい....」




真澄「かわいいからいいけど。ほら、部屋戻るから一緒に行くよ」




A「うんわかった！」




私は荷物をまとめると真澄と共に部屋に向かった。





とは言っても別室だけどね、、、、

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