episode22 ページ23
A「はっ!!」
目を覚ました私は自分の状況に困惑する。
A「あれ、私なんでここに、、」
目を覚ますと保健室のベッドの上。
横に真澄が座って寝ている。
真澄を起こそうとして上半身を起きあげると、ハラハラっと紙が落ちてくる。
《教室に来て》
丁寧な女子の文字。
ちょっと嫌な予感がしながらも、真澄を起こさないようにそろりと教室に向かう。
膝を擦りむいたらしい、綺麗に手当された膝の傷口が痛む。
A「いった、、」
足を引きずりながらも教室に向かう。
なぜここまでして教室に行こうとしているのかは分からない。
だが、行かなければならないと直感で思ったのだ。
ガラガラガラガラ
教室のドアを開ける
ひな「あぁ、やっと来たね。」
教室にいたのはひなさん
確か一緒に転んだはず
A「ぶつかっちゃってごめんね、大丈夫だった?」
ひな「うん。大丈夫。」
ひなさんは笑顔で答える。なにか裏があるような笑顔で、怖い。
ひなさんはこちらに向かって来て、言う。
ひな「てかさ、私に協力するって言ったよね?」
あーー、真澄のことか
ひな「なんでそんなに真澄くんに付きまとうわけ?今日のお昼も誘ったのにアンタと食べるからって言われたんだよ!?」
いやそれは、、、
でも一緒に住んでるなんて言えないし
ひな「それに、アンタ摂津先輩とも仲良いよね?調子乗りすぎじゃない?大して可愛くもないくせに!」
パンっと私の頬を平手打ちする
A「いった、、、」
叩かれた場所がジンジンと痛くなる。
ひな「ねえ、もう真澄くんに近づかないでくれる?本当アンタ目障り」
そう言い捨てると、教室を出ようとする。
するとちょうど真澄がこの出来事を見ていた。
真澄「....お前なにしてんの。」
真澄はひなさんを睨みつける。
ひな「い、いや.....これはちがうのっ」
真澄は私の方に来て、ひなさんに言う
真澄「お前みたいなやつ興味無い。もうやめろ」
ひなさんは涙を流すと、走って出ていく。
私は突然のことに腰を抜かして床に座り込んだ。
真澄は私をそっと抱きしめてくれた。
真澄「なんかあったらすぐ言って。俺がアンタのこと助けるから。」
涙が止まらない。
真澄はぎゅっと私を抱きしめてくれる
この時間がずっと続いたらいいのに
98人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
コンクリート(プロフ) - ありがとうございます^^ (2021年8月17日 21時) (レス) id: 2e3a31a212 (このIDを非表示/違反報告)
琉美衣(プロフ) - 初めまして! タグ検索でお見かけしてドキドキしながら見させていただきました!! 珍しく、更新日時が近日だったので続きをワクワクしながらお待ちしております! (2021年8月14日 12時) (レス) id: 41e757a735 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:コンクリート | 作成日時:2021年7月16日 23時