6.貴方side ページ7
A「ただいま〜」
夜9時過ぎ、部活を終えて帰宅する。玄関のドアを開けると案の定…
新一「今何時だと思ってるんだ!?」
A「うわっ。出たよ」
新一「うわってお前なぁ。人を化け物みたいに」
A「はいはい、ごめんなさい。いいからそこ退いてよ」
新一「こんな時間まで何やってたんだよ?女子高生が1人で出歩くような時間じゃないだろ」
A「部活です!他に何があるって言うの?」
うるさい兄さんを退かして靴を脱ぐ。兄さんったら本当口うるさいんだよな〜。父さんや母さんよりも過保護だよ。
靴を棚に戻そうと靴箱に目をやったとき、初めて異変に気づいた。この扉確か…
A「ねぇ、兄さん」
新一「ん?どうした?」
A「最近、イタリア製の革靴なんて買った?」
新一「は?そんなの買うと思うか?」
A「やっぱり」
私は急いでリビングに向かった。思った通り誰もいない。でも、ソファはまだほのかに温かかった。さっきまで誰かが座っていた証拠だ。
A「隠れてないで出てきたら?いるのは分かってるんだから」
リビングがしんと静まり返る。一見、私と兄さんしかいないように思われる。
でも、しばらくして隠れていた主が現れた。
有希子「も〜、どうして分かっちゃったの」
A「母さんたちうたた寝してたでしょ?だから隠れるのが遅くなった。まだソファが温かかったよ」
優作「これは一本取られたな。私たちの負けだよ。久しぶりの我が家につい安心してしまってね」
父さんは降参というように手を上に上げた。母さんもちぇ〜と顔をしかめる。
新一「でもお前、リビングに入る前から気づいてたよな?何でだよ?」
A「靴箱よ。今朝家を出たときには閉まってたのに、さっきは少し開いてた。兄さんはいつも私が出しておいた靴を履くから、開けるはずないし。そしたら残るは父さんたちしかいないでしょ?」
新一「イタリア製の革靴っていうのは?」
A「父さん、前に映画の脚本のギャラと一緒にイタリア製の革靴をもらったって言ってたでしょ。そこのブランドって、革を加工する際に特殊な液体を使ってるのよ。その匂いが靴箱の隙間から漏れてた」
有希子「すごい!Aちゃんったらすっかり名探偵ね!」
A「これぐらいのことで大袈裟よ」
文字数足りないので、中途半端ですが、次行きます!
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魔理沙 - 続きが気になります!更新無理のない範囲で頑張ってくださいね! (2019年5月4日 7時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)
ねこみみ - 早く続きが読みたいです!きゃー(ハート)(≧∇≦) (2017年7月29日 18時) (レス) id: c869ec7dba (このIDを非表示/違反報告)
千織(プロフ) - 欠月さん» ありがとうございます!頑張ります! (2017年5月4日 23時) (レス) id: 5dae7a5f95 (このIDを非表示/違反報告)
欠月(プロフ) - 面白かったですッ!これからが楽しみ/// (2017年5月4日 20時) (レス) id: 3f5aeeaaec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千織 | 作成日時:2017年5月4日 19時