_Prologue ページ2
・
・
「_巨人の王を倒した我らは、巨人の力の源も奪い取り、戦いを終えた我らは人間世界を後にして、故郷へ戻った。
永遠の王国、アスガルドへ」
「ここで我らは希望の篝火として、夜空に輝き続ける。我らの存在は人間達の伝説へ残るのみだが、この宇宙に、平和をもたらしたのは___
_アスガルドの戦士たちに他ならない」
オーディンは2人の少年を連れ、うねうねと青黒く輝く"あの箱"へと足を進める
O「その平和を守る役目を、お前達の、いずれかが担うのだ」
L「氷の巨人は、生きてるんですか?」
T「俺が王になって、この手で怪物共を皆退治してやる!父上がなさった様に」
大人しめの少年とは対象的に、猛進的な少年は父に尊敬の眼差しを向ける
O「賢い王は、進んで戦などしない。だが、…戦う覚悟は必要だ」
兄弟は扉へと向かう父の背中を追い、それぞれ手を繋ぐ
T「覚悟はできてます!」
L「僕もです!」
O「王座を継ぐのはどちらか1人だ。だが2人とも、王になるべく生まれたのだ」
並んで廊下へ出ると、長い髪を揺らす少女が花束を持って歩いていた
T「あ!姉上!!」
L「姉上っ、」
あっさりと父オーディンの手を離すと自分たちの"姉"のような存在であるAに走って行く
それに気づいたAは振り返ると、優しく笑った
O「……Aよ…先の未来、あの2人が衝突しようとも、
決してどちらかを捨ててはならぬ」
オーディンは少し先を仲良く歩く3人の後ろ姿を見て、そう呟いた
ーーーーーーー
O…オーディン
T…ソー Thor
L…ロキ Loki
61人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
岡P(プロフ) - とても面白いお話しですね。この先の展開が気になります。更新楽しみにしています。 (2020年5月10日 1時) (携帯から) (レス) id: 8256504f4a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あか | 作成日時:2019年9月21日 22時