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_Prologue ページ2





















「_巨人の王を倒した我らは、巨人の力の源も奪い取り、戦いを終えた我らは人間世界を後にして、故郷へ戻った。




永遠の王国、アスガルドへ」








「ここで我らは希望の篝火として、夜空に輝き続ける。我らの存在は人間達の伝説へ残るのみだが、この宇宙に、平和をもたらしたのは___



_アスガルドの戦士たちに他ならない」







オーディンは2人の少年を連れ、うねうねと青黒く輝く"あの箱"へと足を進める







O「その平和を守る役目を、お前達の、いずれかが担うのだ」




L「氷の巨人は、生きてるんですか?」




T「俺が王になって、この手で怪物共を皆退治してやる!父上がなさった様に」





大人しめの少年とは対象的に、猛進的な少年は父に尊敬の眼差しを向ける






O「賢い王は、進んで戦などしない。だが、…戦う覚悟は必要だ」






兄弟は扉へと向かう父の背中を追い、それぞれ手を繋ぐ





T「覚悟はできてます!」




L「僕もです!」




O「王座を継ぐのはどちらか1人だ。だが2人とも、王になるべく生まれたのだ」




並んで廊下へ出ると、長い髪を揺らす少女が花束を持って歩いていた






T「あ!姉上!!」




L「姉上っ、」






あっさりと父オーディンの手を離すと自分たちの"姉"のような存在であるAに走って行く




それに気づいたAは振り返ると、優しく笑った









O「……Aよ…先の未来、あの2人が衝突しようとも、







決してどちらかを捨ててはならぬ」







オーディンは少し先を仲良く歩く3人の後ろ姿を見て、そう呟いた




ーーーーーーー


O…オーディン
T…ソー Thor
L…ロキ Loki

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岡P(プロフ) - とても面白いお話しですね。この先の展開が気になります。更新楽しみにしています。 (2020年5月10日 1時) (携帯から) (レス) id: 8256504f4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あか | 作成日時:2019年9月21日 22時

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