帝光中の彼女事情。【赤羽業】

彼女事情。7 ページ9

NOside




｢絶対あれは俺目当てっすよ！！｣




眠たい目を擦りながら登校してくる人が多いこの時間帯、朝っぱらから雄叫びをあげているこの男、黄瀬涼太。

通称駄犬((｢ヒドイッス泣｣




｢いい加減その阿保な思考回路をどうにかした方がいいのだよ｣



呆れ気味で黄瀬を横目でみる緑間真太郎



｢ほんと脳内お花畑ですね｣



｢皆思わないんスか！？
あれはわざとぶつかったんすよ…！｣


そう、この黄色が言ってる話は昨日廊下でぶつかったAの話である←



｢はぁ…黄瀬君がナルシストなだけです｣



｢ドストレート！！｣


少々お口が悪く、Aと親しくなった黒子テツヤ


｢紫原っちはどー思うっすか！？｣



｢そんな事よりお菓子ないのー？｣


能天気な声で己のスピードを決して変えない、紫原敦


｢青峰っち！青峰っちはどうっスか！？｣



｢あ？あー、巨乳だといいぜ｣



｢もうだめですこの部活｣←


安定の青峰大輝



｢俺は興味深いと思うけどね｣



そして＿＿



｢赤司っちまで！！！｣



この人達を従える、赤司征十郎



｢朝から煩いと思ったら赤羽の事か｣



｢興味深いとはどういう事なのだよ、赤司｣



｢そのままの意味さ。
＿誰もが俺達を知っているとは限らないよ｣



だから、と赤司は続ける



｢黄瀬の事何か眼中にないだろうね｣



｢グサッ｣



｢無駄話をしすぎたね、すぐに練習を始めるぞ｣



赤司のピリッとした声で
だる…
だるいっす…
と、やる気無さそうな声がちらほら聞こえてきた



｢涼太と大輝は2倍がいいって？｣



｢っしゃー！やるぞー！！｣



｢いや〜走るって気持ちいいっすね〜！｣



慌てて走りに行く２人の後ろで満足気に赤司は笑っていた←

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