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赤葦「……あ、」
サッと胸元を隠したから体は見られてないが
さすがに私の正体に……気づいたか?
赤葦「……うん?え?ひかるん……だよね?どうみても、あれ?ちょっと、俺、取り乱して、えっと、撮影とか?え、カメラ、えぇと」
『……分かりません?』
もういっそ、2人には話そう。
研磨は、珍しく目をまん丸に開いて、硬直している
赤葦「……あ!、あ!!月島……!えっと、Aちゃんの!ほう!えぇ、あ、うんうん、聞き覚えある声だった。えぇと、ちょっと待って」
赤葦さんはその場に座り込んで頭を抱え始める
良かった。叫ばれなくて。
『……研磨?』
研磨「…………リリィ……」
リリィとは、私と研磨が仲良くなったきっかけのゲームのキャラクター。研磨の推しであるらしい。ちなみに声優は………………私だ
そのゲームを始めたきっかけも、声優をやるにあたって始めたのである。
公式イベでコスプレもしている。けれど、まさか私を見て一言目それかよ
『は、ハロー!調子どう〜?』
どうしたらいいのか分からないので、とりあえずキャラのセリフを言ってみた
研磨「いや、ちょっと、Aなんでいきなり髪なんて染めたの?てか声真似似てるね。てか旅館でブリーチなんてしちゃダメだよ」
やばい。赤葦さん以上に取り乱している
赤葦さんは横でまだ頭抱えてるし
『あの……2人とも……』
とりあえず順番にお風呂場から出て着替える
そして
私は、宮城から出て東京で一人暮らししてること、仕事のこと、そして学校では光蛍であることを隠していること
それを話した
2人は、最初は驚いていたものの、最後にはきちんと納得してくれた
落ち着いている2人でよかった。
仮に、木兎さんとかだったら、多分大騒ぎされて今頃もう終わってる
赤葦「……でも、来たのが俺達で良かったです。木兎さん、ひかるんのファンですし、あれだけうるさいので今頃どうなってたかわからないです」
『あ、はは……』
……ほんっっっっっとうに良かった。
研磨「このこと、周りには秘密にするけど、…その代わり、今度家行くからリリィのコスプレして」
研磨くん、オタクかよ……
『な、なかなかですね……』
研磨「当たり前。貰えるアイテムは貰うって、Aが言ってたことでしょ」
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ひな - ああああああああああああ!最高です!赤葦君とくっついてほしいなぁなんてね笑笑 (2020年12月20日 21時) (レス) id: 06727cadcc (このIDを非表示/違反報告)
ほぎゃ - 良き良き良き良きぃぃぃぃぃ!!!!! (2020年9月6日 15時) (レス) id: 122263195a (このIDを非表示/違反報告)
ごトゥ(プロフ) - ハガレンあって読んでて吹いた (2020年9月2日 18時) (レス) id: 0e8dc7c7d6 (このIDを非表示/違反報告)
あお - うぁぁぁ これが現実だったらいいのに…!なんて思いながら読んでます。学校後の癒しです (2020年9月2日 18時) (レス) id: 010bc01c29 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - 29 の 「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」 って鋼の ですよね。笑っちゃいました (2020年9月2日 11時) (レス) id: d9078d9af0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねむ | 作成日時:2020年8月23日 17時