〇〇しないと出られない血鬼術 参※リクエスト停止中

善逸と手当て【リクエスト】 ページ47

【手当をさないと出られない部屋】



「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ俺怪我してるううううううううううううう」


聞き慣れた叫び声の方に目を向けると善逸くんが手を上に掲げながらのたうちまわっていた。


『暴れないで、傷口にばい菌が入っちゃうよ』

わたしがそう言うと涙目で動きを止める。

「Aちゃん…………

俺、俺ぇ」

よしよしと善逸くんの頭を撫でる。


ちらりとお題の下を見ると治療道具があった。


それを取ってきてまずは精製水で傷口を洗う。

消毒液で傷口の手当をして包帯を巻く。


『終わったけど、痛くない？』

「うん……痛くない」

その声を聞いて善逸くんの手を取り扉を開ける。



『おわっ』

急いで後ろに避けると鬼の攻撃が先ほどまでいたところにあたる。

扉を出ると鬼がウジャウジャといた。


避けるがいかんせん数が多く避けるので精一杯


足がもたつき転びそうになる。


その隙を見逃さず鬼がわたしを狙う。


(もうだめだぁぁぁぁ)

カキンと刃がぶつかる音がする。


目を開けると眠っている善逸くんが、わたしを抱えながら鬼を倒していく。



「Aちゃんは渡さない」

______________________
「痛い！身体中が痛い！」

鬼の気配に気を失って、目がさめると同じ部屋の中で俺はもっと傷が増えていた。


痛い痛いと叫ぶ俺の横でAちゃんが、顔を赤くして救急セットを持っている。


【手当、するね】



おや？魅音さんに言いたいことがあるみたいです！



「リクエストありがとう！

なんか傷が増えてたし、Aちゃんは顔が赤いしで怖いんだけど。


もしかして無自覚で喧嘩でもしたのか…？


だ、だったらごめんなさいいいいいいいいい」


リクエストありがとうございます！

善逸とプロポーズ【リクエスト】→←宇髄さんと恋人繋ぎ【リクエスト】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す