〇〇しないと出られない血鬼術 参※リクエスト停止中

しのぶさんと蜜璃さんと抱きしめる【リクエスト】 ページ28

【Aをどちらかが抱きしめないと出られない部屋】


「あら、蜜璃さん。その手を離してくれますか？」


私の右手を掴むのは蟲柱のしのぶさん。


泣き虫、弱虫、腹の虫と言われる虫女の私ととても仲がいい(諸説あり)



「し、しのぶちゃんが相手でもこの手は離さないんだから！」


左手を掴むのは恋柱の蜜璃さん。


常に誰かにキュンときてる。


そんな柱に挟まれ私は



『し、死んじゃいます……は、離れて……』


2人の乳圧によって死にかけていた。


状況を察知してすぐに離れてくれた2人には感謝しなくては。



『げほっ……え、えっと……出るためにはどちらかに抱きしめられればいいんですよね？』


2人が頷く。


『じゃあ、ジャンケンでよくないですか？』


「えっ！？」


「はぁ！？」


2人が目を見開き声をあげる。



『？いや、だって抱きしめるだけですし、どっちでもよくないですか？』


私がそう言うと2人は深いため息をついた。



「どっちでもいいなら、あんな取り合いしませんよ」


しのぶさんが居住まいを正し私に向き直る。


「いいですか？Aさん。私達は、貴女に恋をしているんです。


だから、貴女を優しく抱きしめたいのです」




今の私の気持ちはまさに【ポカーン】である。



(す、好き！？蜜璃さんとしのぶさんが！？私を！？


ってかそもそも女の子だし……)



「わ、私Aちゃんが1番よ！きゅんじゃなくて

ドキドキだし、他の人といたら心臓が痛くなるわ……」



縋るように見つめる蜜璃さん。




「あら、奇遇ですね。私もです。


Aさん。私に貴女を守らせてくれませんか？今度こそ、大切な人はこの手で守ると誓いましょう」


いつもの笑顔ではなく、本当に、心から笑ってるようなしのぶさん。



【人を愛すのに、性別は障害ではありませんよ】






おや？すももさんに言いたいことがあるみたいです！



「ふふふ、リクエストありがとうございます。


私と蜜璃さんがリクエストされる日が来るなて夢にも思ってませんでした。


こんなコラボができたこと、すももさんに感謝しなくては。


ところで、すももさん。貴女は、歌手のケシャさんのお言葉をご存知？




【私は人が好きなの。性別なんか関係ない。相手からにじみ出る魂との共鳴こそが愛なんじゃないかしら。】


なんだか、今の私達みたいですね」


リクエストありがとうございます！

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