〇〇しないと出られない血鬼術 参※リクエスト停止中

獪岳と善逸と愛す【リクエスト】 ページ26

月が反射し輝く日輪刀と夜風になびくその髪を見て



俺は、恋に落ちた。



【獪岳と善逸のどちらかを夫にしないと出られない部屋】


好機だと思った。

あの夜出会った鬼殺隊の隊士の夫になれるかもしれなかったからだ。



俺がその女に近づこうとすると、懐かしく、憎たらしい顔が前に立ちはだかった。



「…………Aちゃんに近づくな。クソが」


「ほぉ、その女はAって言うのか」


名前がわかった。少し距離が近づいた感じがして柄にもなく嬉しく感じた。


『………………この鬼…何処かで』


首をかしげる姿も可愛らしい。


俺は善逸を避け、Aに近づく。


咄嗟のことで頭が回らないAを抱きしめ、今度は善逸との距離を取る。



「っ、Aちゃんから離れろ！！」


「この女に惚れてんだ！無理な話だぜ」


日輪刀を構え向かってくる善逸それより先に水色の刀身が俺の首に届きそうだった。



咄嗟に避けAを離す。


Aは、水色の刀の剣先は、俺に向けられている。


『油断しちゃった…………』

そう言って構える姿があの夜と重なる。



(あぁ、美しい)



「…………俺がお前の夫になってやる」


『はっ！？』

「なっ」


2人が顔を見合わせ驚く。


「強いし、美しいお前に惚れてるからな。

夫になろう」


Aに近づこうとするとまた善逸が立ちはだかる。


「ふざけんな！お前みたいな奴とAちゃんが？冗談も大概にしろよ」


善逸がAに向き直る。


「俺を夫にして。Aちゃんを守るし、絶対裏切らない。」


俺を睨みながらそう言う。


お前も、同じ気持ちってことか。


いいぜ。


じゃあ、勝敗は、俺たちのお姫様に決めてもらおうか。



【どっちを選ぶんだ】


おや？仂さんに言いたいことがあるみたいです！


「リクエストありがとう！

愛してる感じになったかな？


もし、画面の向こうで悶えてるようだったら嬉しいな！


これからも、俺だけを見てね？」


リクエストありがとうございます！

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