〇〇しないと出られない血鬼術

善逸とポッキーゲーム【リクエスト】 ページ40

※キメツ学園

【ポッキーゲームをしないと出られない部屋】


皆さんは、前世を信じますか？

えぇ、信じない人の方が多いのは知ってます。

でも、私には確かにあります。鬼と戦い、善逸くんと恋をした記憶が。


そして今世でも、彼とお付き合いをしてる私たち。


前世では結婚もし、子供もいた私たちは付き合いでいうなら15年以上。

鬼に殺されるその時まで、善逸くんと一緒にいました。


だから……そんな彼が……いくらヘタレだと言えど


そんな彼が、間接的なポッキーゲームのキスで満足するわけないんです。



シャクシャクとポッキーを食べ始めて8本目。


一箱やらないといけないのでまぁ大変。


でも、もっと大変なのが……


「………………」

この善逸くんの目！！！！！！

私は目がすごく良く、相手の感情が色で見えるのですが、

欲求の紫がさっきからずっと立ち昇っている。


(この目…………前世の善逸くんもよくしてたなぁ。)

ポッキーを食べすすめていくうちにその紫はだんだんと増えていく。


そして最後の一本を平らげた時


『ん……きゃ』

善逸くんに押し倒され、キスをされた。


舌を絡める、深いキス。


閉じてた目をうっすら開けるとギロリと私を睨むように見つめている。


あまりの懐かしさに体が震える。


(好き…………好きぃ)

この人がやっぱり好き。


口が離れる。

物足りなさを感じてしまうほどには、彼に溺れている。


「………………そんな目しないでよ、Aちゃん。

ほんと俺、止まれなくなるよ」




『もっと……』……「前世から、男を煽るのだけは得意だよね」


『善逸くんだけだよ』……「他にこんなことしてたら相手の方切ってるよ、今頃」


おや？
あさおさんに言いたいことがあるみたいですよ！


「あさおちゃんんんんんんんんん

リクエストありがとう！どうかな、いつもと違うかっこいい俺(キリッ)！

満足してくれたら嬉しいなぁ！


前世でも、今世でもこんな風に愛し合えるなんて……

やっぱり俺たちは運命の恋人なんだね！」


リクエストありがとうございます！

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