〇〇しないと出られない血鬼術

続きだお ページ34

『私は、殺されるのでしょうか』


それもいい。ろくな人生ではないのだから。

「違うわよ、相変わらず考えることが可愛いわねぇ」

ケラケラと蕨姫ちゃんが笑う。


「俺たちは……鬼だ。

上弦の鬼と言って……鬼の中でも破格の強さを持つ……」

黒死牟さんが説明する。


「そんな鬼が、揃いも揃ってお前を欲してんだよ」

猗窩座さんが告げる。

私を、欲する？

お化けが言った
「花瓶のセンスがあり、美しいあなたを側に置きたい」

お爺さんが言った
「わしにも優しくしてくれるそなたと永遠に一緒にいたい」

蕨姫ちゃんが言った。

「私、堕姫もお兄ちゃんも美しいあんたが好きよ。食べたいけど、それすら惜しいって思うくらい、愛してんのよ」


猗窩座さんが言った。
「俺は、どんなことにも挫けないお前の強さに惚れた。俺がお前を強くする」



教祖様は言った
「俺が鬼だって気づいてたよね？それでも逃げ出さない肝の太さ、そこが可愛いよね、うん」


黒死牟さんが言った
「顔は今しがた……知ったのかもしれんが……笑顔で……話すそなたを……離したくないと……思った」


6人の鬼が私を見る。

「みーんなあんたが好きなのよ。だから、今からあんたを鬼にしてもらおうかなって。

それで、誰と過ごしたい？これからの終わりのない人生を」

蕨姫……堕姫ちゃんが言う。

私は……


誰かを選ぶ……「もう、離さない」

鬼にならない……「一生執着し続ける」



おや？笑陽さんに言いたいことがあるみたいですよ！


「というわけでよぉ、出番なかった俺がお前にメッセージを送るなぁ。

リクエストありがとなぁ。

6人全員を求めるなんて、お前結構欲しがりだよなぁ。

話では、あいつらに全部持ってかれちまったけどよぉ

俺もお前のこと欲してんだから、そこんとこ覚えとけよ？」


リクエストありがとうございます！

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