炭治郎と愛してるゲーム【リクエスト】 ページ28
【愛してるゲームで、勝敗がつかないと出られない部屋】
部屋に掲げてあるお題にはそうかかれていた。
シンプルだが、なんとも恐ろしいお題だ。
「愛してるゲームって…善逸が禰豆子とやろうとしてたやつだよね」
そんなことをしようとしてたのか、善くんは。
「やり方は理解してるし、やろう!」
珍しくやる気の炭くんに私も頷いた。
「愛してる」
『もう一回』
「愛してる」
『もう一回』
このやり取りを淡々と続けてかれこれ15分ほどになる。
私は必死に赤くなる顔を抑えて、ゲームに挑む。
出るためとはいえ、ゲームに負けるのはなんか嫌だ。
少し疲れた私は、壁に寄り掛かろうと後ろに下がった。
ガチャッ
『きゃあ!』
寄り掛かろうとしたところは壁ではなく、扉だったようで、扉が開き、私は尻餅をつく。
『えっ、なんで開いてるの!?』
勝敗はまだついていないはず。
ばっと炭くんを見ると、気まずそうに目をそらし�茲をかいていた。
『炭くん』
「……はい」
『勝敗ってついてた?』
炭くんは、顔を赤くして口元を手で隠し頷いた。
「1回目の、愛してるのところでAさん既に紅くなってて……
扉が開く匂いはしたんですけど……
その顔が可愛くて黙ってました…………」
私は震える指で炭くんを指差す。
もちろん、顔の赤みは出たまんま。
『わ、わかってて黙ってたの!?』
ずっと照れてたが、まさか顔に出てたなんて。
「ご、ごめん!
いや、あのでも、こんな風にAさんに愛してるって言う機会もなかったですし……
たくさん俺の気持ちを伝えたかったんですよ!!」
謎の敬語。
そしてストレートに告げられる言葉は、私の顔をより紅くした。
『私も愛してるよ』……末永くお幸せに!
『……もう一回』……「何回でも言うよ」
おや?カズハさんに言いたいことがあるようですよ!
「りくえすとありがとう!!
カズハのいる時代は、面白い遊びが沢山あるんだね!
ああいう感じでゲームみたいに思いを伝えられるのって気軽でいいね!
でも、俺がカズハを好きな気持ちは、ゲームとかじゃないからね?
本当に俺、君のこと愛してるから」
リクエストありがとうございます!
善逸と愛してるゲーム【リクエスト】→←不死川兄弟と取り合い【リクエスト】
536人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サクシャ - イメイラとはイメージイラストの略ですよ! (2020年11月23日 20時) (レス) id: e642cc44be (このIDを非表示/違反報告)
はる - あの、、イメイラってなんですか? (2020年7月27日 21時) (レス) id: 5679566b7d (このIDを非表示/違反報告)
はる - 、、、、これが本当だったら良いのに、、、、(本当だったら義勇好きかも^_^) (2020年7月27日 21時) (レス) id: 5679566b7d (このIDを非表示/違反報告)
はる - 本当にドキドキしました! (2020年7月27日 21時) (レス) id: 5679566b7d (このIDを非表示/違反報告)
むいむい - 時透無一郎【リクエスト】無一郎とくすぐり合いっこしないと出れないお部屋 (2020年7月26日 21時) (レス) id: a03bbfefbb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:レート@苺みるく | 作成日時:2019年6月25日 7時