音響係＋ヤンキー＝love？

ヤンキー1人 ページ3

ブブー、ブブー


マナーモードにしてるスマホからメールの音が聞こえた。


この時間にメールということはお仕事の依頼かも…



ソッとスマホを見ると、やはり松川さんから。



内容は、春組の第二回公演の曲の依頼だった


スメールには第二回公演の大まかなストーリーが、記されてある。



『不思議の国のアリスをイメージにした曲にしなきゃだなぁ』



大きく書かれた題名は『不思議の国の青年アリス』




相変わらず、脚本はとても面白い。



この脚本に会う、素敵な曲を作らねば。


『ってか、マナーモード切ってなかったんだ…』



ここは電車。


ビロードウェイの近くに、家族と暮らしている。



私は、毎朝電車を二階乗り継いで、佐伯学院に通っている。


これもそれも、強制編入されなければ、電車なんかなる必要はないのに。



モブ「おい、あの水色のケープ…もしかして、『天音A』⁉」



モブ二「まじか…関わんないようにしよう、ボコられたら嫌だし」




生徒会長の証である水色のケープは、私が佐伯学院を変えた『鬼』というイメージがついてくる。





まてまて、確かに拳で蹴落として黙らせた。が、





ヤンキーではないぞ

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