サッカー少女、受け継いで【エイリア編】 (ページ10)

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バカ、104 ページ10

円堂「サッカーが好きな奴に、敵も味方もない。

やろうぜ！二人を守って、そして試合に勝つんだ！！」

「「「「ｵｵｯ！！！」」」」

・

後半が開始した直後から、士郎(アツヤ)は攻めていった

不動を強引に突破し、零れたボールを染岡が拾う

二人の連携は凄く、ゴール付近まですぐついていた

Aは自分も攻めたいとｳｽﾞｳｽﾞしている

__監督の視線で行くことが出来ないが。

『…！染岡ｯ！！』

相手のDFがゴールへの道を開けたにも関わらず、シュートを打たない染岡

"ビーストファングを使わせてはいけない"という縛りのようなことは、大きな負傷となっていたのだ

そのことを後ろから見ていていち早く気づいたAは、右サイドから走っている士郎に指を指す

染岡は指の方向を見て、よし！と口先を上げ、ワイバーンクラッシュを打った

そんな染岡の行動に、雷門メンバーは目を見開く

__だが、源田に向かっていっていたボールはコースが変わり士郎の元へ。

源田「ｯビースト、」

吹雪「遅せぇよ」

エターナルブリザードを放ち、二つの必殺技で威力スピードを増したボールはビーストファングを使う暇もなくゴールネットに突き刺さった

目金「素晴らしい、これは二人の連携技として使えますよ

名付けて、"ワイバーンブリザード"！」

ベンチで興奮する目金を見て、"いつも通りの目金だ"と謎の安心がAに降りかかった

吹雪「俺の動き、よく分かったな」

染岡「アイツが気づかせてくれたんだよ。

それに俺はいつか負かしてやろうと思って、いつも見ていたからな

__大嫌いなお前を」

(染岡、士郎！やったね！！)
(おう！あの時はありがとな)
(Aは俺の動きにいつも気づくんだ。シュートチェイン野郎だからか？)
(…シュートチェイン野郎は余計)