サッカー少女、受け継いで【エイリア編】 (ページ42)

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バカ、137 ページ42

雷門側はCCCの華麗な動きに圧倒され、タカをくくっていた目金も余裕がなくなっていた

試合が始まると玲華のドリブルで風丸を抜かし、あっという間にリカのシュートが打たれた

正面からでよかったものの、コーナーだったらキツくなっていたと思われる

目金「風丸くん、何抜かれてるんです。相手が女子だからって手を抜いたら困るじゃないですか、」

風丸「別にそういう訳じゃ…」

そう言い近くにいた玲華の方を向いたらハートがついてきそうなウィンクをされ、風丸の顔が少し赤く染まる

玲華「(あれがAちゃんに恋しとる子か…)」

なんて思われていたとは本人たちは知らない。

その後もCCCならではのジョークが出されまくり、雷門のキレは鈍くなり落ちていく一方

[これは凄い！難波の宙に蝶が舞っています！！

雷門、ボールが奪えない！]

玲華の必殺技"プリマドンナ"で風丸はまたもや餌食にされ、ｶﾞｸｯと膝から崩れ落ちる。

だが鬼道がすぐさまカットし、リカたちのペースからは脱出した

塔子「何だよ、今の必殺技…」

土門「もしかしてコイツら____」

『結構強い…？』

目金「ま、まぐれですよまぐれ！こんな地元チームがあんな必殺技、まぐれに決まってるじゃないですか…、」

汗を滝のように流しながら言う目金には説得力がなく、後ろで栗松と塔子が疑惑の目を向けていた

(風丸の奴、違和感なかったよな…)
(あんな姿をAに見られたなんて…！)