サッカー少女、受け継いで【エイリア編】 (ページ17)

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バカ、111 ページ17

佐久間「___悪いな、鬼道…久しぶりだっていうのに、握手も出来ない」

鬼道「…構わない、」

佐久間の手の上に乗せていた自分の手の力が強くなる

雷門の仲間ではなくても、自分が元々いた帝国の仲間だ

守れなかったという思いと後悔だけが頭を埋めていく

佐久間「お陰で目が覚めたよ…でも、嬉しかった

___一瞬でもお前の見ている世界が見えたからな、」

佐久間「身体、治ったらまたサッカー一緒に…やろうぜ」

鬼道「___あぁ、待ってる」

救急車のサイレンと共に、佐久間や源田たちは運ばれていった

遠ざかっていく沢山の救急車を見ていることしか出来ないことを恨んだ

・

工場で影になっている一角

そこには響木と瞳子がいた

響木「君は間違っている

監督の仕事は選手を守ることだ

それが、相手チームの選手だとしても。」

響木は納得がいっていないようだった

負傷者を出し、"監督"という役目を外していることに。

瞳子「選手に起こったことは、全て私が責任を負います」

響木「本当に、これが望んだ結末なのかね

…何が君を動かしている」

瞳子「__私は勝たなければならないんです。どんなことをしても！」

何故、そんなに勝利にこだわるのか

それは一部の"人間"にしか分からない_