サッカー少女、受け継いで【エイリア編】 (ページ16)

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バカ、110 ページ16

1対1の引き分け。

勝ちにも負けにもならなかった試合で、2人もの重傷者が出てしまった

佐久間は源田に先程の自分のように"佐久間、佐久間ｯｯ！！"と叫んでいる

一方雷門側は地べたに転がっている染岡の元へ集まり、同様に"大丈夫か？！"等の心配の声が上がっていた

鬼道「…ｯ、影山ｧｧｧｱｱｯ！！！！」

鬼道は、影山零治がいるであろう場所にゴーグル越しから思いっきり睨みつけた

____ﾄﾞｫｫｵﾝｯという大きな音を耳にし、真・帝国学園が炎上している最中

ゴムボードに乗って避難する中に鬼道はいなかった

・

鬼道「佐久間をあんな目に合わせて満足か！？」

影山「満足…、出来るわけなかろう！

常に勝利する最高のチームを作り上げるまではな！！」

ただひたすら叫びを抑え、自分の元総帥へ耳を傾ける

影山「これまで私が手がけた最高の傑作を教えてやろう！

___それは鬼道、お前だ！！」

ゴーグル越しでもハッキリと捉えた影山の表情

"何故か"何時にも増して真剣な顔で、自分を指している

…異様な雰囲気が潜水艦の上で漂っていた