最っ高に楽しい鬼ごっこ ページ12
Aが言いたいことを言い終えると、絵心さんがそこから話を続けた。
「Aちゃんの言う通り。世界一になる話してんだけど。俺。」
そう言うと、世界のストライカーたちの言葉を例に出しストライカーに大事なものを説いた。
「常識を捨てろ。ピッチの上ではお前が主役だ。」
絵心さんの話を聞き1人の男の子が走りだした。
「(おっ、あの子良いな。素質ありそ。何くんだったかな、。えーっと、思い出せぇぇ。あの特徴的な双葉アホ毛の子。………あっそうだ、潔くんだ。)」
潔くんに続き他の子たちもドアへ向かって走りだした。
「ふふっ、(この先が楽しみだっ!)」
そして、ブルーロックへ戻るために乗っている車でAはアンリさんに軽く注意されていた。
「もうっ、Aちゃん急に舞台に上がっちゃうからびっくりしたんだよ!吉良くんは黙ってAちゃんの話聞いてくれたから良かったけど、もし反発されてAちゃん何かあったらどうしようかと、、。」
「す、すみません、。吉良くんの話聞いてたらつい居ても立っても居られなくなって。」
「くくっ、正直驚いたけどアレは邪魔というよりナイスアシストだったかな。」
と、アンリさんの心配をよそに絵心さんはAの乱入に少し嬉しそうな顔をしている。
「全く、絵心さんは無責任なんですから、。さて、そろそろ着きますよ。」
3人はブルーロックに着き、絵心さんが普段いる部屋へ向かった。
そして、選手たちが着替え終わったのを見計らい絵心さんが説明を始めた、そして早速入寮テストである鬼ごっこが開始された。
チームZでは五十嵐栗夢くんが鬼でスタートされた。狙うは潔くん。吉良くんはまたもや文句を言っていた。
「馬鹿げてるよ、こんなの。俺は、あいつを否定するためにここに参加したんだ。」
「(あーあ、私が言ったこと何にも理解してくれてない。そんな気持ちじゃ生き残らないよってアドバイスまでしてあげたのに、なんか吉良くん私とは合わない気がする、話したことないけど。)」
なんて思っている間にも戦況は変わり、なぜか五十嵐くんが顔を蹴られ、潔くんの鳩尾に國神くんの蹴ったボールがクリーンヒットしていた。つまり次の鬼は潔くんである。
「(あっ、次潔くんが鬼だ。面白いことしてくれるかなぁー。……あれ、五十嵐くん狙っちゃうのか、残念。)」
しかし、戦況は変わる。足を挫いてしまった五十嵐くんの前に立った潔くんは動きが止まり、数秒してから狙いを吉良くんに変えたのだ。そして、蜂楽くんとの連携プレーで吉良くんにボールが当たり鬼ごっこは終わった。
「ゾクゾク……最っっ高、。」
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古都(プロフ) - ひよさん» ありがとうございます!嬉しすぎますっ!!初めての小説で内容が矛盾している点や誤字も多々あるかもしれませんがこれからも頑張ります! (2023年2月17日 23時) (レス) id: 3f290c8c9e (このIDを非表示/違反報告)
ひよ(プロフ) - すっごい面白いです!!続きも楽しみにしてます〜!!!!! (2023年2月17日 22時) (レス) @page11 id: 11e712b22a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:古都 | 作成日時:2023年2月5日 21時