白い死神。

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ネコ、8匹ページ8

ロヴロside

＜教員室＞

烏間はパソコンで作業中、その様子をイリーナが隙を見ている。

私も同じく烏間をうかがっている。

警戒してる手練を殺す時
二重三重の小細工はむしろ不要

求められるのは
卓越した技の精度とスピードだ

それこそがイリーナ、
おまえの暗殺スタイルに最も欠くものであり
殺センセーに送り込む暗殺者には不可欠なものだ

ガタッ

教員室に入り込む

烏間「！！」

イリーナ｢(師匠！！正面から！？)｣

烏間「くっ」

立ち上がれないさ、カラスマ。

イスが引きにくいよう床板に細工
ほんの一瞬反応を遅らすだけでいい

手練同士の闘いでは
その一瞬が命取り！！

ガッっ

烏間に襲い掛かるが、ナイフをもった手首を押さえつけられてしまう。
烏間はロヴロの顔に蹴りを寸止めで入れる。

ロヴロ「……！！！！」

なっ……

烏間「熟練とはいえ年老いて引退した殺し屋が、先日まで精鋭部隊にいた人間をずいぶん簡単に殺せると思ったもんだな」

……！！強い……！！

イリーナ｢(師匠でも殺せないなんて……！！私が今日中に殺れるの！？)｣

烏間は落ちたナイフを広いイリーナに向ける。

烏間「わかってるだろうな。もしも今日殺れなかったら……」

殺せんせー・イリーナ｢｢ひ…ひぃぃぃ～！！｣｣

イリーナ「………なんでアンタがビビってんのよ」

殺せんせー「負けないで、イリーナ先生頑張って！！」

烏間｢(こいつらの暗殺を今日１日俺がかわせば……
コイツは褒美に俺の前で１秒動かない約束だったよな。１秒あれば俺のナイフは５回は刺すぞ)｣

烏間「楽しみだな」

殺せんせーは、だらだらと汗をかく。

……フッ

ロヴロ｢相手の戦力を見誤った上にこの体たらく歳はとりたくないもんだ」

烏間に押さえられた手首を押さえる。

イリーナ「！！師匠…手を…」

ロヴロ「これでは……今日中にはあの男は殺れないな」

殺せんせー「にゅやッ！？そんな諦めないでロヴロさん！！まだまだチャンスは沢山ありますよ！！」

…何故、お前が私の応援をするのだ

イリーナ「……？」

『……ロヴロさんでもダメ、か……』

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無理矢理(男装夢主)くん入れました……

まだ少し続きます……