白い死神。 (ページ23)

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ネコ、23匹ページ23

赤葦side

花｢っと…….｣

花巻さんの手刀で崩れ落ちる小さい体

赤｢危なかったですね。まさか、シラトリと関わりがあるとは｣

花｢ほんとにな。ま、ここに隠れてくれたお陰で捕まえれたんだけどな｣

数分前、薬が回っているはずなのに、彼女は逃げ出した

薬が足りなかったのかとも考えた

確かに、口に隠しておける量ではあったけど……
気絶させる分には充分だったはず

花｢とりあえず、俺が担いで行くわ｣

赤｢お願いします｣

シロネコのことは花巻さんに任せて、俺達は待たせている車の元へ向かった

夢主side

『んぅ………っ？』

知らない場所で目を覚ます

腕には手錠がはめられている
頭がズキズキして、痛い
まだ力も入らない

『っ……』

『捕まった、のか……』

状況を理解するのに、それほど時間はかからなかった

とりあえず、まずはこの手錠を外すことだけを考えよう。この手錠は……
あまり見たことがないタイプだな

髪を止めていたピンで開けようとするが
ガチャガチャというだけで、開く様子はない

『どうしよう……』

私がいるのは、白い、シンプルな部屋
私が寝ていたベッドと近くにテーブル、それと正面にドアがあるだけで、他には何も無い

監視カメラぐらいはあるはず……

そう考えて、部屋の隅々まで見渡す
手錠がはめてあるから、ベットからは離れられないのだ

ガチャ

『っ………！？』

監視カメラを探していると、誰かが入ってくる

『………』

手錠をかけられているから、少し移動して警戒

？？｢え？起きてんの？｣
？？｢え！？起きれるの！？あの量を飲んで！？｣
？？｢お前スゲーな！！｣
？？｢ちょっとお前ら黙っとけ……｣
？？｢彼女、ビックリしてるよ……｣

個性的な髪の人が３人
貫禄がある人と、小さい人

全員、男だ

『………』

警戒しながら、彼らを見つめる

鰹節の様な髪型の男が私に話しかけてくる

？？｢こんにちはー、シロネコちゃん！俺は及川徹！Blue leafって言うマフィアのボスでーす！｣

そんな簡単に自分のことを話していいのか……？

及｢もー！そんなに警戒しないでよー！｣

そう言って、私に近づいてくる。すると、

？？｢はい、ストップ｣

及｢ぐぇっ｣

まるで鶏のトサカのような髪型の男が及川徹のスーツの襟を掴んで止める

？？｢俺らの自己紹介が先なー｣

………知らなくていい

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過去最高81位……！？
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ありがとうございます！！！！！